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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
外伝〜激突!闇王と剣帝の邂逅〜
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られる必要な情報は得れた。約束通り、ここは見逃してやれ。……お前の事だ。俺がロランスと交渉を始めた時から、すでにいたのだろう?」

「フフ、リウイ様のご想像のままにと言っておきましょう……それで?そこに倒れている雑魚共が大使館の周りを嗅ぎまわっていたネズミ共ですか?」

リウイの言葉にファーミシルスは不敵に笑った後、倒れている特務兵達に顔を向けて尋ねた。

「ああ。一応こいつらの大元である者の企みを知っておく必要があるから、生かしておいた。」

「なっ!?誰が貴様等ごときに我等の計画を話すものか!」

「た、企みだと!?閣下の崇高な計画をなんと思って……」

「闇に落ちよ!……ティルワンの闇界!!」

「「ギャァァァッ!?」」

リウイに反論しようとした特務兵達はファーミシルスの魔術によって、悲鳴を上げて地面に伏せ、何も言わなくなった。

「………ファーミシルス。まだ、こいつらには聞きたい事が山ほどあるのだぞ?」

せっかく捕えた情報源を殺したと思ったリウイは溜息をついて、ファーミシルスを咎めた。

「ご安心を。死ぬ一歩手前に手加減してありますわ。このような者共がリウイ様に対して、無礼な口調をするものですからつい、手が出てしまいましたわ。」

咎められたファーミシルスは悪びれもせず、微笑しながら答えた。

「フゥ。……まあいい。では、そいつらの事は頼んだぞ。…………決してティアの目に触れない所で拷問をしろ。」

「………相変わらずティア様には甘いですわね。いくらイーリュンの信徒とはいえ、ティア様はメンフィル皇女であり、リウイ様のご息女。母親と違い、生まれた時から皇族として教育されていたのですから、国のために必要である事は理解していると思いますが。」

リウイの指示にファーミシルスは溜息を吐きながら答えた。

「……別に甘い訳ではない。母親であるティナの性格によく似たあいつの事だ。俺達の目を盗んでこいつらを逃がす可能性もある。そういった可能性もあるからティアにはこいつらと会わせてはいかん。……さすがに自分の娘を罰したくはないのでな。」

「……それが甘いというのですが………わかりました。こいつらは王城の牢屋に監禁して、拷問をいたします。あそこで行われている事はティア様も黙認していますから……それでは、失礼いたします。」

そしてファーミシルスは倒れている特務兵達を拘束した後、2人を両手を使ってそれぞれ抱え、夜闇の空へと舞い上がり、飛び去った。

「……………まさかイリーナに目をつけるとは思わなかったな………リベールで運びうる暗躍が落ち着くまでイリーナが外に出る時、レンを共につけるか。ティファーナの娘から母親直伝の技を受け継ぎ、人間でありながら全属性の魔術を習
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