外伝〜激突!闇王と剣帝の邂逅〜
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…」
「そういう貴様こそ中々の腕だ。貴様の剣は”人”を捨て、修羅となるがための破壊の剣……ただの猟兵ではないな?」
「フフ……そこまで調べ上げているとはさすがはゼムリアの覇者、メンフィルですね………」
リウイの言葉にロランスは口元に笑みを浮かべて答えた。
「フッ。お前の実力なら我が軍の将となれるだろう。どうだ?我等の軍門に降るのならかなりの待遇を約束してやろう。」
「フフ……魅力的な話ではあるが謹んで断らせていただこう。自分にはやらなければならない事があるのでね……!」
リウイの勧誘にロランスは口元に笑みを浮かべながら断った。
「そうか。……さて、そろそろ決めさせてもらうぞ……!」
「………………」
そしてリウイとロランスはお互いを睨み、力を溜めた。
「オオオオオォッ!」
「はああああああっ!」
そして2人はそれぞれSクラフトを放った!
「我が魔の力に呑まれよ!……魔血の目覚め!!」
リウイが内に秘めたる力を剣に込めて震った魔の力が籠った衝撃波はまるで津波のようになり、それがロランスを襲った!
「むんっ!受けて見ろ、荒ぶる炎の渦を………鬼炎斬!!」
対するロランスが放った強烈な斬撃は炎を纏ったような衝撃波となり、それがリウイの放った技とぶつかりあった!
ドン!バキバキバキ……!
ぶつかりあった衝撃波は周囲にも余波を生み、近くに生えていた木は音を立ててなぎ倒された。そしてぶつかりあった衝撃波の内、リウイが放った衝撃波がだんだんとロランスの放った衝撃波を押した後、ロランスの衝撃波をも呑みこみ、ロランスを襲った!
「ぐっ……おおおおっ!………ぐあっ!?」
リウイの衝撃波を受けてしまったロランスは苦悶の声をあげながら押し返そうとした。しかし耐えきれず後ろに吹っ飛ばされた。
「終わりだっ!」
吹っ飛ばされたロランスを追って、リウイはロランスに向けてレイピアを斬り上げた!
「ぐあああっ!?」
リウイのレイピアによって斬られたロランスは斬られた部分から血飛沫を上げて、近くの川に落ちた!
ドボーン!!
「た、隊長――!!」
「そ、そんな……隊長がやられるなんて……!」
倒れている特務兵達はロランスがやられた事に絶望した。
「………逃がしたか。」
いつまでもたっても川から浮かんでこないロランスを不審に思ったリウイは呟いた。
「フフ……よろしければこの私が追って、止めをさして来ても構いませんわよ、リウイ様。」
そこにファーミシルスが夜闇の空より不敵な笑みを浮かべて、リウイの元に降り立った。
「必要ない。奴から得
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