外伝〜白き翼と闇王〜後篇
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会った時のような美しさを保たれていて女性として羨ましいです。……ペテレーネ様は年をとらない永遠の美女であるという噂が本当だという事が今ならよくわかります。」
「あう……私はただ単に神格者だから年をとらないだけなのですが……永遠の美女だなんて、私には恐れ多いですからその呼び名はお願いですから止めて下さい……」
クローゼの言葉にペテレーネは顔を赤くして慌てている様子で答えた。
「は、はい。……それにしても、このような所で陛下やペテレーネ様とお会いできるとは思いませんでした。」
「それはお互い様だ。まさか、この学園の生徒だったとは思わなかったぞ。なぜ、王族であるお前がここにいる?」
「…………それは…………」
リウイの問いかけにクローゼは答えるのを躊躇った。
「答えられないのか?………まあいい、アリシア女王の教育方針に他国の王である俺が口を挟む訳にもいかぬな。……それで何の用だ?俺の姿を見かけたからただ、会いに来たわけでもあるまい。」
「はい。……小父様のせいでお忙しい所、ロレントより足を運んで頂き、劇を観賞なさっていた陛下の御心を乱してしまった事……今この場にいない小父に代わって謝罪させて下さい。真に申し訳ありませんでした……」
申し訳なさそうな表情でクローゼはリウイに謝罪した。
「その件か。別にお前が謝罪する必要はないぞ。」
「ですが王族である小父様の責任は私の責任でもありますし……」
「ふう……わかったからそう、悲痛そうな表情をするな。今回の件がきっかけで同盟を破棄したり、敵対をするつもりは全くないから安心しろ。今日の俺はただの親として娘が出演した劇を観に来ただけだ。」
「……寛大なお心遣い、感謝いたします。」
最悪の事態が回避された事にクローゼは肩の力が抜け、安堵の溜息をついた。
「……リベールやアリシア女王には導力技術や他宗教を広める事の許可の件等、それなりに世話になっているからそうそう同盟を破る気はないが……あのデュナンとやらが何も変わらずアリシア女王の後を継ぐのなら、今後の付き合い方を考えさせてもらうぞ。」
「………………」
リウイの言葉をクローゼは辛そうな表情で聞いていた。
「……女王直系の孫であるお前は王にならないのか?リベール王家は男児でないと王になれないと言う訳でもあるまい。実際女王がいるのだしな。それに話によればアリシア女王はお前を次の国王に指名しようとしているらしいな?」
「……………情けない話になりますが、私自身まだ王位を継ぐ覚悟ができていないのです。……正直、皇帝になる事に何の恐れも抱かず、誇らしげに私にその事を話してくれたリフィア殿下の事が羨ましいとも思いました。」
「あい
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