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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第47話
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せてもらうか。」
そしてリィン達はそれぞれ騎乗した。
「よーし、どうどう。」
「フフ、いい子ね。」
「……いい馬だな。」
騎乗したリィンやプリネ、ユーシスはそれぞれ馬を宥め
「エマ、大丈夫?」
アリサは自分の背後で自分の腰を掴んでいるエマに尋ねた。
「は、はい……何とか。
「ふふっ、走り始めたらちゃんと掴まっててね。」
「フフ……大丈夫そうだな。」
二人の様子を見たガイウスは安堵の表情で微笑んだ。
「いずれもノルドの集落で育てられた駿馬だ。1時間もかからずに集落までたどり着けるだろう。―――そうだ。地元のガイウスはともかく。お主たちにはこれを渡しておくとしよう。」
「え……」
ゼクス中将はリィン達にノルド高原の地図を渡した。
「わぁ……!」
「ずいぶん詳細でわかりやすい地図ですね。」
「なるほど、軍の測量で作成した物というわけか。」
「高原の広さを考えると相当の時間がかかったんでしょうね……」
「うむ、実習の時に役立てるといいだろう。」
「……とても助かります。」
ゼクス中将の好意にリィン達はそれぞれありがたく受け取った。
「――さて、そろそろ出発するといい。風と女神の加護を。長老とラカン殿によろしくな。」
「はい。」
「わざわざのお見送り、ありがとうございました。」
「それでは失礼する。」
そしてリィン達はゼクス中将に別れを告げ、ノルド高原へ馬を走らせ始めた!
「凄いな……とんでもない解放感だ。」
「ええ……!まるで風になったみたい!」
「私もこんな解放感で馬を走らせた事はありません。馬を走らせる事ってこんなに気持ちよかったんですね……!」
「そ、そうですね……ちょっと恐いですけど。」
馬を走らせているリィン達がそれぞれ雄大な高原に馬を走らせる解放感に浸っている中、初めて馬に乗るエマは不安そうな表情をし
「まあ、じきに慣れる。―――しかし馬術部の連中に羨ましがられそうな体験だ。」
エマの言葉に答えたユーシスは口元に笑みを浮かべた。
「ははっ……確かに。」
「お父様達も知ったらきっと羨ましがりますよ……」
「フフ……―――オレの故郷は北東に向かった先にある。日没までに何とか辿り着くとしよう。」
「ああ……!」
「行きましょう……!」
その後リィン達は分かれ道に到着した。
「分かれ道に来たけど……」
「こう広いと、方向感覚が曖昧になってくるな。」
「遭難したら大変な事になってしまいますね……」
「ちょ
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