第41話
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なったらまさに相手の思うツボやで。とにかくギルドに戻って情報の整理をしよ?」
エステルの怒鳴り声に眉を顰めているアリエッタをイオンが宥め、ステラはエステルを微笑みながら見つめ、ケビンは驚いた後エステルを宥めた。
「わかった……。だけど、ケビンさんのこと……完全に信用したわけじゃないわ。騙したりしたら……本気でぶっ飛ばすからね?」
「ああ、かまへんで。エステルちゃんにぶっ飛ばされるなら本望や。惚れた女のためなら身体を張る覚悟はできとるしな♪」
「な、なに言ってるのよ。まったくもう……調子狂っちゃうわね。」
ケビンの言葉にエステルは照れた後、呆れた様子で溜息を吐いた。
「和み系目指しとんねん。それじゃあエステルちゃん。それにイオンさんとアリエッタさんにカリンさんも。とっととギルドに戻ろうか?」
「うん、わかった!」
「「「はい。」」」
そしてエステル達は急いで王都のギルドに向かい、王都に戻ると既に夜になっており、更に偶然エステル達を見つけたフィリップからデュナン公爵が姿を消した話を聞き、ギルドに一報が入っていないか確かめる為にエステル達はフィリップと共にギルドの中に入った。
〜遊撃士協会・グランセル支部〜
「エルナンさん、ただい……」
エステルがギルドに入って受付を見ると、なんとエルナンが倒れていた。
「エ、エルナンさん!?」
「なんと……!?」
「そ、そんな………!?」
「まさか……!」
「毒、でしょうか。」
「クソ、そう来たかい!」
エルナンの状態に驚いたエステル達はエルナンに駆け寄ってエルナンの状態を確かめた。
「エルナンさん!?エルナンさんってば!」
「呼吸は安定しとる……。どうやら眠っとるみたいやな。この人が王都支部の受付か?」
「う、うん……。……みんな!?」
エルナンの状態を調べたケビンの問いに答えたエステルは嫌な予感がして、2階に向かった。
「あ………」
エステルが2階に上がると、全員が倒れていた。
「アガット、アーシアさん、オリビエ、ジンさん!」
アガット、アーシア、オリビエ、ジンは机にうつ伏せて、眠っていた。
「ティータ、クローゼ!」
ティータ、クロ―ゼの3人は本棚の近くで横になって倒れていた。
「あっちゃあ……。全員やられたみたいやね。」
その時ケビン達が2階に上がって来た。
「どや、無事そうか?」
「う、うん……。眠ってるみたいだけど……。一体全体、どうなっちゃってるのよ〜!?」
「ふむ、どうやら一服、盛られてしまったようですな。皆さん、急に睡魔に襲わ
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