第41話
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「あ、あたり前でしょ!あなた……いったい何者なの!?あたしたちの動きとか『結社』のこととか知ってたり……。本当にただの神父さんなわけ!?」
「正真正銘、七耀教会の神父やで。まあ、確かに……ただの神父とはちゃうけどな。」
「それってどういうこと?やっぱりアリエッタさん達と同じ”星杯騎士”な訳?」
ケビンの答えに満足していないエステルは頬を膨らませて尋ねた。
「その説明はまた後でな。さっきも言ったけど今はギルドに急いだ方がええ。ひょっとしたらとんでもない騒ぎが起こるかもしれん。」
「とんでもない騒ぎって……ああもう……アタマがグチャグチャになりそう!なんで……なんでヨシュアに会えるはずがこんな事になっちゃうのよ……」
「そのカレシからの手紙なんやけど……。それ、本当にカレシからか?」
「えっ……?う、うん。手紙を預かった子の話ではヨシュアとしか思えないし……」
ケビンの質問にエステルは戸惑いながら答えた。
「その子はカレシのことを知っとるわけないんやな?だとしたら、似たような特徴の別人を用意させた可能性もある。」
「で、でも……ヨシュアの字に似てるし……」
「筆跡なんちゅうもんはある程度似せられるもんや。動揺しとる人間を簡単に騙せるくらいにはな。ちなみにオレが大聖堂で受け取った手紙はコレやで。」
「僕が受け取った手紙はこれです。」
戸惑っているエステルにケビンとイオンは懐から手紙を出して、エステルに見せた。
「あ……」
「へへ、どうやら同じ種類の封筒らしいな。ちなみに手紙の中身はオレが調べていることについての情報を提供するって申し出やった。」
「僕の方も大体同じ内容ですね。」
「ということは……同じ連中の仕業ってこと?一体誰が、どうして!?」
二人の話を聞いて驚いたエステルは信じられない様子で尋ねた。
「それは俺にも分からんわ。確実に言えるのは……お互いハメられたってことやね。」
「………………………………。……けんじゃ……わよ。」
「へ?」
「エステル?」
そして身体を震わせているエステルの異変に気付いたケビンとイオンは首を傾げた。
「何者か知らないけどふざけてんじゃないわよ……。ヨシュアを騙って……あたしを呼び出したですって?許せない……絶対に許さないんだからあっ!」
「いきなり声を上げて、うるさい、です。」
「まあまあ……探していた人物を騙って騙されたのですから。当然の反応ですよ。」
(フフ、エステルさん……ヨシュアの事を本当に大切にしているのね……)
「ひえっ……落ち着き、エステルちゃん。ここで熱く
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