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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜可憐な妹の怒り〜
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「ガッ!?ゴボゴボゴボ……!?」
津波に呑みこまれたパトリックは水の中に閉じ込められた事によって息ができず、苦しみ
「うあっ!?」
そして津波が消えると全身ずぶ濡れになったパトリックは地面に叩き落とされた!
「……………………!(異空間から津波を召喚するなんて…………一体異世界はどれだけ魔法技術が進んでいるのかしら……?)」
「な……何なの!?今のも魔術なの!?」
「津波等、”自然災害”と言ってもおかしくないぞ!?」
「津波を呼び寄せるなんてひ、非常識すぎる……」
「凄いな……これが異世界の魔術の力なのか。」
「ね、ねえリィン。エリゼさんは昔からあんな凄い魔術が使えたの……?」
エリゼが発生させた津波を見たエマは真剣な表情をした後不安そうな表情をし、アリサとユーシスは驚き、マキアスは表情を引き攣らせ、ガイウスは目を丸くし、エリオットは不安そうな表情でリィンに尋ね
「ああ……元々エリゼは魔術の適性が高く、帝都ミルスにある学校での魔術部門の成績がトップクラスだったからな……エリゼが本来得意としている戦い方は後衛からの魔術による攻撃や治癒のはずなんだが……」
「ま、”剣聖”に教えられたら接近戦も上達して当然だと思うよ?”剣聖”の教え子たちはみんな、”達人”クラスだし。」
エリオットの疑問に頷いたリィンは戸惑い、リィンの様子を見たフィーは静かな口調で呟いた。
「近づけば”剣聖”直伝の”八葉一刀流”……離れれば強力な魔術……フフ、まさに弱点が見当たらない戦い方だな。」
「エクリア様に実戦技術を教えてもらっているのですから、ひょっとすればいつかはエクリア様みたいな凄腕の侍女長へと成長するかもしれないわね。」
「そ、そうかもしれませんね。あたしも追いつかれないようにもっと頑張らないと。」
一方エリゼの戦い方にラウラは感心し、プリネは微笑み、ツーヤは苦笑していた。
「無の型――――独楽舞踊!ハァァァァァァァ……!」
「なっ!?う、うわあっ!?」
魔術を放ち終えたエリゼは全身を回転させて風圧を発生させてパトリックを自分の元に引き寄せ
「―――失礼!」
「ガッ!?」
自分の元に引き寄せたパトリックの足元目掛けてエリゼはスライディングで飛び込んでパトリックを空へと打ち上げると共に自分も跳躍し
「無の型―――落葉!!」
「へぶっ!?」
闘気を込めた裏拳をパトリックの頭に叩き落とすと共にパトリックを地面に叩きつけ
「秘技―――八葉滅殺。ヤァァァァァァァ……!」
全身の力を振り絞り、乱れ切りを放った!
「う、うああああああっ!?」
次々と襲い掛
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