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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第3章〜鉄路を越えて 〜蒼穹の大地〜 第39話
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「……その、リィン。貴方、私の名前のこと気になったりしないの?」
リィンと共にある程度歩いていたアリサはある事を思い出して申し訳なさそうな表情で尋ね
「ああ……”R”っていうファミリーネームのことか?いや、気になるけど何か事情があるんだろう?」
尋ねられたリィンは考え込んだ後尋ね返した。
「……その、別に大した事情っていうわけじゃ……貴方もそうだけど、フィーの出身とか聞いたら大したことない気がして……」
「うーん、俺はともかく確かにフィーは驚きだったな。――――”猟兵団”の出身か。どんな経緯かは気になるけど。」
アリサの話を聞いたリィンは考え込みながら呟いた。
「なんとなくサラ教官が事情を知っていそうだけど……あの二人、入学式の時から初対面じゃ無いみたいだし。」
「ああ、そうだったな。初対面といえば……さっき不思議な人に会ったんだ。」
「不思議な人?」
「ああ、アリサと会う前にちょっと話したんだけど……」
リィンはアリサと会う前に出会ったメイドの事を話した。
「へえ、貴方の名前を知っていたメイドの人ねぇ。……実は街でナンパしたことがあるとか言わないよね?」
リィンの話を聞いたアリサは目を丸くした後ある事に気付いてジト目になってリィンを見つめ
「ハハ、そんな甲斐性はないって。俺達よりも少し年上か……二十歳すぎくらいの人だったな。」
見つめられたリィンは苦笑しながら答えた。
「二十歳すぎ…………」
リィンの話を聞いたアリサはその場で考え込み
「?どうした?」
アリサの様子を不思議に思ったリィンは尋ねた。
「う、ううん、何でもないの。……そ、そうよね。”彼女”であるハズないわよね。母様のフォローで手一杯だろうしこっちにまで来るなんてことは……」
「???」
自分に言い聞かせるように独り言を呟いているアリサを不思議に思ったリィンは首を傾げた。
「コホン、普通に考えたら第一学生寮で働いている新人のメイドさんじゃない?貴方の名前を知っていたのはちょっとわからないけど。」
「うーん、そうなんだよな。」
その後寮に戻ったリィンは中間試験に備えて勉強をした後、翌日に備えて眠り始めた。
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