第40話
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
そしてカンパネルラはもう一度指を鳴らすと特務兵達は自爆し、身体がバラバラになった!
「な、なんてことを……!」
「ひどい……こんなのって……」
(バラバラになっているのに血が飛び出ていない……?もしかして……人形??)
バラバラになった特務兵達を見たシェラザードとアネラスが悲痛そうな表情をしている中、血も流していない特務兵達の遺体を見つめていたレンは眉を顰めていた。
「あはは、驚いた?なかなかよく出来たビックリ箱だろう?うふふ、これにて今宵のショウはおしまいさ。それでは皆様、ご機嫌よう。」
バラバラになった特務兵達を見て青褪めているシェラザード達に楽しそうな表情で答えたカンパネルラは一礼をし、消えようとし
「待ちなさいッ!」
カンパネルラの行動に気付いたシェラザードは鞭を震ったが、命中する事はなくカンパネルラは一瞬にして姿を消した。
「………………………………」
「………………………………。シェラ先輩、レンちゃん……あの……」
「……ええ……。苦痛を感じずに逝けたのならいいんだけど……。いずれにせよ……このままにはしておけないわね。アネラス、悪いんだけどシーツを調達してきてくれる?レンはルーク達を起こして事情を説明してこっちに連れてきてもらえないかしら。」
「わかったわ。」
シェラザードの指示に頷いたレンはその場から去り始め
「は、はい……!あれ……?」
同じように頷いたアネラスは特務兵の遺体の腕の部分を拾って驚き、声を聞いたレンは立ち止まってアネラスを見つめた。
「ちょ、ちょっと!?」
「あの、シェラ先輩、レンちゃん……この腕……作り物みたいなんですけど。」
「えっ……!?」
「―――やっぱりね。血も流していないからおかしいと思っていたのよ。」
アネラスの答えを聞いて驚いたシェラザードが特務兵の残骸を調べている中、レンは納得した様子で頷いた。
「歯車にゼンマイ……それに結晶回路の破片……ひょっとしてこれ……」
「自律的に行動する導力人形……いわゆる人形兵器ってヤツやろうね。」
残骸を見てシェラザードが呟いたその時、3人以外の声が聞こえ、テントの後ろから声の主――ケビンが現れた。
「えっ……」
「あなた、確か……!」
「エステルの事を教えてくれた神父さんよね?」
「おっと、オレのこと覚えとってくれたみたいやね。改めて―――七耀教会の巡回神父、ケビン・グラハム言いますわ。シェラザード・ハーヴェイさんとアネラス・エルフィードさん、レン・ブライトちゃんやね?物は相談なんやけど……お互い、情報交換せぇへんか?」
ケビンと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ