第51話
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装はもう少しだけ待ってね。今、急いで作らせているから。」
「はい、ありがとうございます。」
「それじゃあ、みんな、一致団結して最高の舞台にするわよ〜っ!!!」
「おーっ!」
「「はいっ!」」
「うーっす!」
「しくしく……」
ジルの場を盛り上げる言葉に一人悲しんでいるヨシュアを除いて、エステル達は拳を空にあげて乗った。
そして練習が終わった夜、エステルとプリネ、ヨシュアはそれぞれ女子寮と男子寮に泊まることになった。
〜ジェニス王立学園・女子寮の一室〜
「では……、エステルさん、プリネさん。申し訳ないんですが……ベッドを2人で使ってもらう事になるのですがよろしいでしょうか?」
「はい、私は大丈夫です。」
「ベッドも広いし2人がいっしょに寝るには十分よ!それに一度プリネと一緒のベッドで寝ておしゃべりしたいと思ってたし。」
「フフ、私もです。」
エステルはプリネを見て言い、プリネはエステルに微笑んで答えた。
「でも、クローゼさんとジルさんって同じ部屋なんだ。道理で仲がいいわけね。」
「ふふ……。学園に入って以来の仲です。」
エステルの言葉にクロ―ゼは微笑みながら答えた。
「ルームメイトにして腐れ縁ってところかしらね。ところで、エステルさん、プリネさん。1つ提案があるんだけど……」
「なに?」
「なんでしょう?」
ジルの言葉にエステルとプリネは首を傾げた。
「私のことは、ジルって呼び捨てにしてくれるかな?さん付けされるとなんだかムズ痒いのよね〜。代わりに私も、エステルやプリネって呼び捨てにさせてもらうから。」
「あはは……。うん、そうさせてもらうわ。」
「う〜ん……私はこの口調が癖になっていますから難しいと思いますが、努力はしてみますね。」
「でしたら、私のこともどうか呼び捨てにしてください。その方が自然な気がしますし……」
そこにクロ―ゼも自分の事を呼び捨てにするように2人に言った。
「そう?だったら遠慮なく……。ジル、クローゼ。しばらくの間プリネ共々、よろしくね♪」
「はい、こちらこそ。」
「まあ、女所帯だし気軽に過ごしてもいいわよ。建物の中にいる限りは男子の目も気にしなくていいし。」
「だからと言って、だらしないのは感心しないけど。」
ジルの言葉にクロ―ゼは苦笑しながら答えた。
「はあ〜、これだからいい子ちゃんは困るのよね。カマトトぶっちゃってもう。」
「あ、ひどい。そんな事を言う子にはお菓子焼いてもあげないから。」
「あ、うそうそ。クローゼ様。私が悪うございましたです。」
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