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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第50話
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くまで学生レベルの話ですから……。本職のエステルさんやプリネさんには足元にも及ばないと思います。」

溜息をつきながら話すハンスにクロ―ゼは苦笑しながら、答えた。

「またまた、謙遜しちゃって。でも、そういう事ならちょっとは協力できるかも。クローゼさん、頑張ろうね♪」

「はい、よろしくお願いします。」

「う〜ん……クロ―ゼさんがそこまでの腕なら正直私は必要ないと思うのですが……」

クロ―ゼの腕を知ったプリネは苦笑いをしながら答えた。

「フッフッフ……そこはご心配なく!プリネさんも当然劇に参加してもらうわ!」

「え……私が……劇に?」

ジルの言葉にプリネは驚いた。

「おい、ジル。余っている役なんてもうないだろ?」

ジルの様子を不審げに思ってハンスは尋ねた。



「今、閃いたのよ!蒼騎士オスカーと紅騎士ユリウスの剣の師匠であり誰もが見惚れる騎士団長!名前はそうね……『剣帝ザムザ』の主人公、ザムザでどうかしら?」

「「「「…………………」」」」

嬉しそうに説明をするジルをエステル達は呆けてジルを見た。そしていち早く立ち直ったハンスがジルに慌てた様子で尋ねた。

「おいおいおい……!ここで役を増やすとか何、考えてんだ!?ようやく役が揃ったってのにここで新しい役なんて増やしたら今までの練習がパアになるだろ!?」

「どっちみち、主役クラスが抜けてたから大した事ないわよ。今までの流れに少し加えるだけだし。」

ジルは涼しい表情でハンスの反論を打ち破った。

「でもな……!」

「あら、あんたは孤児院の子供達を喜ばせたくないの?役が増えればその分、さらに面白くなるのに。」

「グッ!」

ジルの言葉に図星をつかれたかのようにハンスはその場でのけ反った。

「それにあんた、言ってたじゃない。『せっかく今回の面白い趣向を先生方に認めて貰えたのに、学園生の中で”闇夜の眷属”がいないから少し残念だぜ。』って。」

「あーもう!わかった!わかりましたからこれ以上言うのはやめてくれ!」

「わかればいいのよ、わかれば♪」

降参したハンスを見てジルは満足げに頷いた。



「あの……本当に大丈夫なのですか?急に役を増やしたりして……」

2人のやり取りを見て心配したプリネは尋ねた。

「大〜丈〜夫!必ず成功させるわ。だからプリネさんも急で悪いんだけどがんばってもらえないかしら?」

「……わかりました。私にできる精一杯の力を出させていただきます……!」

「がんばろうね、プリネ!」

「はい、お互いがんばりましょう、エステルさん。」

「ハハ……それにしても……。女騎士の決闘なんて、
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