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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第50話
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息をついた後気持ちを切り替え、プリネは期待した。

「後の仕事は余やエヴリーヌが他の遊撃士を手伝って完遂しておこう。だからお前達は学園に向かうといい。」

「ん。」

「ありがとう、リフィア、エヴリーヌ。クロ―ゼさん、道案内よろしくね♪」

「はい。」

そしてエステル達はクロ―ゼが生活するジェニス王立学園に向かい、到着するとまず学園長に挨拶するために、学園長室に向かった。

〜ジェニス王立学園・学園長室〜



「学園長。ただいま戻りました」

「クローゼ君、戻ったか。おや、そちらの君たちは……」

ジェニス王立学園長――コリンズはエステルやヨシュア、プリネに目をやった。

「初めまして、学園長さん。」

「遊撃士協会から来ました。」

「よろしくお願いします。」

「ほう、まだ若いのに遊撃士とは大したものだ。孤児院で火事があったそうだがもしや、その関係で来たのかね?」

「はい、実は……」

そしてクロ―ゼはコリンズに火事の事件を含め、エステル達が学園に来た経緯を説明した。

「そうか……。大変なことになったものだ。わしらも、何らかの形で力になれるといいのだが……。………………………………。まずは、学園祭を成功させて子供たちを元気づけること……。そこから始めるしかないだろうな。」

「はい……。そこで、お芝居についてはエステルさんとヨシュアさん、そしてプリネさんに協力していただこうと思いまして。」

「いい考えだと思うよ。エステル君、ヨシュア君、プリネ君。どうかよろしくお願いする。」

「あ、はい!」

「微力を尽くさせて頂きます。」

「私もできる限りの事はさせていただきます。」

コリンズの言葉にエステル達は姿勢を正して答えた。

「劇に関しては、生徒会長のジル君に全てを任せている。監督も担当しているから詳しい話を聞くといいだろう。わしの方からは……寮の手配をしておこうか。」

「「え……」」

「寮、ですか?」

コリンズの言葉にエステルとプリネは驚き、ヨシュアは驚きながら尋ねた。

「何と言っても学園祭までほとんど時間がない。おそらく毎日、夜遅くまで練習する必要があるだろう。そうなると、泊まる場所が必要になるのではないかな?」

「あ、なーるほど……」

「それは助かります。」

「ありがとうございます、学園長。」



キ―ン……コーン……カーン……コーン……



「ちょうど授業も終わりだな。さっそく、生徒会長に紹介してあげるといいだろう。」

学園のチャイムを聞いたコリンズはクロ―ゼに言った。

「はい。エステルさん、ヨシュアさん、プリネさん
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