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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第37話
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した。今回だけは特別に私達の胸の奥にしまっておきます。」

サフィナは静かに頷いた後ルーファスを見つめて言った。



「え……よ、よろしいのですか……!?」

サフィナの判断を聞いたユーシスは驚いた表情で尋ね

「ええ。―――ただし、エステル殿達や”Z組”の方達との戦闘によって重傷を負った兵達の治療費は貴方方”アルバレア公爵家”が全て負担し、戦闘によって破壊された戦車や装甲車の請求や街道の舗装にかかる費用も我らメンフィルは勿論エステル殿達に求めず、遊撃士協会やトールズ士官学院並びに”Z組”の方達の関係者に賠償を求めない事が条件です。」

「――つまりは今回の件で出てしまった全ての被害に関する負担を”アルバレア公爵家”が負う事よ♪バリアハート市内での騒ぎに関しての住民たちへの口止め料や慰謝料を考えると、相当な金額に膨れ上がるでしょうね♪」

サフィナは静かに頷いた後真剣な表情で答え、レンはからかいの表情でルーファスを見つめ

「た、確かに……」

「市内の多くの市民の方達が領邦軍が私達を追って来るところを見ていますしね。」

「しかも市内に戦車や持ち出した事や発砲しようとした事が帝国内は勿論、他国にも知れ渡ると大問題に発展するだろうな。」

「このままほおっておいたら、下手したら”アルバレア公爵家”の威厳が落ちて”四大名門”の地位から落とされるもしれないね。」

レンの話を聞いたリィンやエマ、マキアスは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、フィーは静かな口調で呟いた。



「寛大なご処置に感謝いたします。”アルバレア”の名にかけて必ずその条件を守りますので、どうか今回の件は御内密にお願いします。」

ルーファスはサフィナとレンに会釈をし

「ええ。さてと、私達も戻りますよ、レン。」

「はーい。それでは皆様、ごきげんよう♪プリネお姉様の事、よろしくね♪」

「――失礼します。」

サフィナとレンは飛竜に乗って空へと舞い上がらせ、ケルディック要塞へと帰還した。



「エステル、どうやら彼らはもう領邦軍に追われないようだし、ここで別れてもいいんじゃないかい?」

「そうね。”Z組”のみんな!バリアハート地方からの脱出は中断して、あたし達もここで失礼するけど、いいかな?」

ヨシュアに言われたエステルは頷いた後リィン達に尋ね

「はい。」

「ご協力、ありがとうございました。」

「凄く助かった。さすが遊撃士だね。」

「僕達を守る為にここまで動いて下さって本当にありがとうございました!」

「リィンさんやあたし達に協力してくれてありがとうございました。」

「……父の暴走を止めてくれた事、感謝する。」

リィン達はそ
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