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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第37話
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今回の件、”アルバレア公爵家”はメンフィル帝国に対してどのような言い訳をするつもりなのかしら?国境付近にて戦車を持ち出してまで大規模戦闘は勿論、メンフィル帝国の貴族の一人であるツーヤやメンフィル帝国に”客人”扱いされているエステル達を捕えようとした事は大問題よ?」

ルーファスに会釈されたサフィナは敬礼で自己紹介し、レンは上品な仕草で会釈をした後不敵な笑みを浮かべて尋ねた。



「………………」

レンの質問を聞いたユーシスは複雑そうな表情をし

「……返す言葉もございません。父上の暴走によって再び国際問題に発展しかねない騒ぎを起こしてしまうとは、公爵家の一員として大変申し訳なく思っております。」

「………私も兄上と同じ気持ちで、メンフィル帝国には大変申し訳なく思っております。大変図々しい頼み事かと思われますができれば、寛大な処置をお願いします……」

ルーファスと共にそれぞれ重々しい様子を纏ってサフィナとレンに頭を下げた。



「あの……義母さん、レンさん。あたしは気にしていないので、ユーシスさん達の事をあんまり責めないで上げて下さい。マキアスさんもそんなに気にしていないですよね?」

二人に続くようにツーヤが申し出てマキアスに視線を向け

「え……あ、ああ。今回の件は父の立場を知っていながらも、このような騒ぎを起こしてしまった僕の不注意さにも原因があります。どうか、”アルバレア公爵家”への処置は寛大な処置をお願いします……!」

「………………」

ツーヤの視線に頷いたマキアスはサフィナとレンに頭を下げ、その様子に気付いたユーシスは呆けた表情でマキアスを見つめた。



「あたし達からもお願い、サフィナさん、レン!」

「僕達はあくまで遊撃士としての仕事を果たしたまでですから。」

「ミント達も全然気にしていないから、これ以上責めないで上げて!」

そこにエステルやヨシュア、ミントが助け船を出し

「襲われた本人達が気にしていないのだから、許してやったらどうだ?」

「……ここで”アルバレア公爵家”に対して厳しい処置を施すと、クラスメイトになっている貴女達の妹や娘の居心地が悪くなると思いますから、ここは寛大に済ませてあげたらどうですか?幸いエステル達の力で解決し、”未遂”に終わっているのですから。」

3人に続くようにメティサーナとフェミリンスも助け船を出した。



「う〜ん……プリネお姉様達の事を出されると、そんなに責められないわねぇ。」

それぞれの主張を聞いたレンは苦笑し

「……そうですね。プリネ達は元々国家間の関係修復の為に留学しているのですから、エレボニア帝国ともめるような事はできれば避けたいですね。――――わかりま
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