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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第37話
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!これ以上マキアス・レーグニッツを含めた”トールズ士官学院”の学生達を捕えようとするのなら、今度は我らメンフィル帝国軍が相手になる!それでもいいのか!?」

サフィナは微笑みながら頷いた後領邦軍を睨んで叫んだ。



「な、何だと!?」

「そ、そんな………!」

「メ、メンフィル軍と戦えば幾ら何でも不味くないか!?」

「ど、どうするんだ……!?数も見た所向こうが上でこちらが不利だぞ……!?」

サフィナの言葉を聞いた隊長は驚き、兵士達は狼狽え始めた。



「―――貴様らが捕えようとしている”トールズ士官学院”の学生達の中には我がメンフィル帝国軍に所属する兵―――リィン・シュバルツァーや我が娘にしてメンフィル皇女プリネの専属侍女権親衛隊隊長にして、”伯爵”の爵位を持つツーヤもいる!ツーヤの母として、何の罪もない娘のクラスメイトを政争の道具に仕立てあげようとする事を見過ごせると思ったか!?」

「義母さん……」

「サフィナ元帥……」

「……………」

領邦軍を睨んで声を上げたサフィナの言葉を聞いたツーヤは嬉しそうな表情をし、リィンとマキアスは呆けた表情でサフィナを見つめ

「――加えてファラ・サウリン卿―――エステルとルーハンス卿―――ミントはレン達メンフィル帝国にとって”客人”と言ってもおかしくない扱いよ。マキアス・レーグニッツの件を抜きにしても、ツーヤやエステル達を捕えようとした事は”メンフィル帝国”として見逃せないわ!そんな愚かな事を実行しかけた領邦軍は今この場で”殲滅”されても文句は言えない立場よ!?」

「グウッ…………!?」

レンの発言を聞いた隊長は反論ができず、その場で唸った。



「た、隊長……!」

「わ、我々はどうすれば……!」

兵士達は不安そうな表情で隊長に判断を仰ぎ

「ググググググ…………ッ!」

判断を仰がれた隊長はアルバレア公爵の命令に逆らう事か、命令に従ってまでメンフィル帝国軍と刃を交えるかの判断に迷って歯ぎしりをした。するとその時



「――――領邦軍は今すぐ撤退せよ!これは命令だ!」



聞き覚えのある青年の声が聞こえてきた!



「え……」

「こ、この声は……!」

声を聞いたユーシスは呆け、隊長が驚いて後ろを振り向くとそこには高級車から降りたルーファスが歩いて隊長に近づいて来ていた。

「ル、ルーファス様!?」

「ルーファス様だ……!」

「て、帝都に行かれていたのでは……?」

ルーファスの登場に領邦軍は驚き

「兄上、どうして……」

ユーシスは信じられない表情でルーファスを見つめた。



「士官
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