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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第35話
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を向けた。



「ま、君達と比べるとあたしやツーヤ達は潜り抜けた修羅場の数が圧倒的に違うから仕方ないわよ。」

「まあ、好きで修羅場を何度も経験した訳じゃないんですけどね……」

「何度か、本当に死ぬかと思うぐらいの経験もあったもんね〜。」

ユーシスの指摘に答えたエステルの話を聞いたツーヤとミントは苦笑し

(ど、どんな経験をしたのでしょうね……?)

(ちょっと気になる。)

エマは表情を引き攣らせ、フィーは興味ありげな表情でエステル達を見つめた。



「みんな、お疲れ様。ここまで走って喉も渇いているだろうから、よかったらどうぞ。」

その時ヨシュアが荷物から5本の何かの飲み物を取り出してリィン達に配り

「あ、ありがとうございます。ここまで全力で走って来て喉もカラカラでしたし……」

「ありがたく頂きます。」

「……礼は言っておこう。」

「ありがとうございます。」

「ありがと。」

ヨシュアに飲み物を配られたリィン達はそれぞれお礼を言って、瓶の口を蓋をあけて一気のみをした。



「んく………んく……プハ〜……ご馳走様です。」

「凄く美味しかったです。何だか一気に疲れが吹き飛んだ気分ですよ。」

「おかわりはないの?」

飲み薬を呑み終えたリィンはお礼を言い、マキアスは口元に笑みを浮かべて自分が飲んだ飲み物が入った瓶を見つめ、フィーは興味ありげな表情で尋ね

「蜂蜜水でしょうか……?」

「……蜂蜜水にしては甘さも絶妙で、喉ごしも悪くなく、至高の一品と言ってもおかしくない飲み物だ。一体どこでこれ程の物を手に入れた?」

エマは興味ありげな表情で瓶を見つめ、ユーシスはエステル達に尋ねた。



「その飲み物は”ユイチリ族”の蜜が混ざっている飲み物でメンフィル領となった事でユイドラ地方からも入荷できるようになったお蔭で、入荷したケルディックの”大市”の商人さんの一人が入荷した飲み物だから、ケルディックに行けば売っているわよ。」

「でも毎回の入荷数はそんなにないから、売り出した日は一人一本限定で売り切れが毎回起こっているらしいけどね。」

「天使であるメティも並んで購入してやったんだから、ありがたく思え!」

「それを言うなら”女神”である私もなのですが……」

エステルとミントの説明に続くように胸を張って答えたメティサーナの話を聞いたフェミリンスは呆れた表情で指摘した。



「へ……」

「あ、あの。今そちらの女性から信じられない言葉が聞こえてきたのですが。」

「”女神”って言ってたね。」

フェミリンスの言葉を聞いたマキアスは呆け、エマは信じられない表情
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