第37話
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ティアがこんなにも変わるなんて……!っていうか、そもそもそれ以前に俺、いつティアと結婚したんだよ!?)
ベッドの上で幸せそうな表情をしているティアはルークにもたれかかり、ルークは混乱していたが
「予言で決められた重要な任務も終えたし、これからはキムラスカも繁栄し、多くの人々が幸せになるでしょうね。」
「!!(予言で決められた重要な任務…………キムラスカが繁栄する………――――まさか!?)………なあ、ティア。確認なんだけどさ。その予言の内容って何で俺は何の為に任務に行ってたんだっけ?もしかして俺の力で”セフィロト”を壊せばアグゼリュスが崩壊して、キムラスカが繁栄するっていうアレか?」
ティアの口から出た話を聞き、心当たりがあるルークは血相を変え、真剣な表情でティアを見つめて尋ねた。
「ええ。ND2018
ローレライの力を継ぐ若者、人々を引き連れ鉱山の街へと向かう。
そこで若者は力を災いとしキムラスカの武器となって街を消滅させ、マルクトの領土の一部を削り取った英雄となってキムラスカに戻ってくる。
しかる後にルグニカの大地は戦乱に包まれ、マルクトは滅ぶだろう。
結果キムラスカ・ランバルディアは栄え、それが未曾有の繁栄の第一歩となる。
ルークはその為に今まで出かけて来て、見事アグゼリュスを崩壊させたじゃない。」
「………………………」
ティアに微笑まれたルークは厳しい表情で黙り込み
「………けん……な………」
「ルーク?どうしたの?」
やがて顔を俯かせて身体を震わせながら呟き、ルークの様子に首を傾げたティアは不思議そうな表情で尋ねた。
「ふざけんな!ティアの顔で………命懸けで師匠を止めようとしたあいつの顔でそんなふざけた事を口にするな!」
「ル、ルーク?どうしたの?」
するとその時はルークは怒りの表情で自分にもたれかかっているティアを振り払って叫んだ。
「何もかもが間違っているよ!俺は”英雄”なんかじゃねえ!………俺は何も考えず、疑わなかった自分の愚かさでアグゼリュスに住む多くの人々が死ぬ事の原因を作った”大罪者”だ!それに……例え予言で決められていたとしても、あいつは……ティアは……自分の故郷―――ホドが滅ぶ原因となった”死の予言”を黙っていたテオドーロさんを怒り、”死の予言”を嫌い、助けられる命は助けようとしていた!そんな優しいあいつの顔でふざけた事を口にしてんじゃねーよ、偽物が!―――消えろ!」
そしてルークが怒りの表情で叫んだその時、空間に罅が入った後パリンと音をたてて割れ、ティ
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