第37話
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してきたようだな。」
「へ?任務って何の事――――」
そしてガイの話を聞いたルークが目を丸くして尋ねかけたその時
「――お帰りなさい、ルーク。ああ、無事で本当によかった……!」
「よく成し遂げてきた、ルーク。お前はファブレ家の誇りだ。」
「母上!父上!」
生まれてきたばかりの自分にとっての”両親”がルークに近づいてきた。
「父上、”成し遂げてきた”とは一体何の事でしょうか?それに俺に妻って一体誰の事を言ってるんですか?」
「まあ、ルーク。間違ってもあの娘の前でそんな事を言っては駄目よ?」
「うむ。後数ヵ月もまてばお前も立派な父親になるのだから、そのようなふざけた事を口にするなよ?」
「ハアッ!?お、おおおおおお、俺が父親〜!?ってか、マジで俺の妻って誰だよ!?」
両親の口から出た信じられない話を聞いたルークは再び混乱し
「おいおい、何を言ってんだ、ルーク?お前の結婚相手が”予言”で決められていたとはいえ、お前達は相思相愛の仲じゃないか。」
ルークの様子を見たガイは首を傾げて言った。
「いや、だからマジで俺の妻って誰な――――」
そしてガイの言葉にルークが答えかけたその時
「――――ルーク!やっと帰ってきたのね……!―――お帰りなさい……!」
薄い茶色の髪を腰までなびかせる一人の美しい女性が嬉しそうな表情でルークに抱き付いた!
「!!ティア……!な、ななななな、な、何でお前が俺の屋敷に……というか、何で俺に抱き付いて――――」
女性―――ティアに抱き付かれたルークは混乱した様子で言いかけたその時
「おいおい、夫婦同士仲が良いのはわかるが、そういう事はできれば人の目のない所でやってくれよ。」
「フッ、夫婦仲が良い分、ファブレ家は将来、跡継ぎに困らなくて助かるな。」
「ふふっ、ティアさん。ルークの兄であるアッシュと結婚して既に子供を産んだナタリアに負けないように、多くの子供を産んでくださいね?」
「お、お義母様っ!」
ガイ達はルークにとって信じられない会話を始め、それを聞いたティアは顔を真っ赤にして声を上げ
「…………………………」
ティアが自分の妻と知ったルークは石化したかのように固まり
「ええええええええええええええええええっ!?」
やがて我に返ると大声を上げて驚いた!その後ルークの帰還パーティーが祝われ、ルークは流されるままにパーティーに参加し、そしてパーティーが終わると自室でティアと二人っきりになった。
「ふふっ、ようやく二人っきりになれたわね、ルーク……」
(い、いいいいい、一体どうなってんだよ!?あの
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