第36話
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、”法術”って。」
心強い協力者の様子にアネラスとシェラザードは口元に笑みを浮かべ
「ハ、ハハ………(なんでこっちの世界の人間が譜術を使えんだよ!?もしかしてイオン達が教えたのか??)」
ステラが使った”術”の正体がわかっていたルークは冷や汗をかきながら表情を引き攣らせていた。
「うふふ、ステラお姉さんが戦う所をステラお姉さんが探しているその”剣帝”とやらが見たらビックリするんじゃないかしら?」
「ふふっ、レーヴェを見つける為といつまでも守られてばかりではいけないと思って、イオン様達に保護された時から戦い方を教えてもらい続けた甲斐があったわ。」
小悪魔な笑みを浮かべるレンに見つめられたステラは苦笑しながら答えた。
そしてルーク達は視界が悪い中、時折現れる魔獣と戦いながら先に進むと、敵の仕掛けらしき迷路をも抜け、奥にある大樹に到着した。
〜セルべの大樹〜
「!?おい、あれって……!」
「リシャール大佐が使っていた黒のオーブメント―――『ゴスペル』じゃねえか!」
大樹の真ん中についている見覚えのある漆黒のオーブメント『ゴスペル』を見たルークとフレンは驚き
「水面から沸き起こる霧……。ひょっとして、ここから霧が生まれているのかも……」
レンは小さな湖から沸き起こっている霧を見つめて真剣な表情で考え込んでいた。
「だ、だったら早く『ゴスペル』を外しましょうよ!そうしたら、この霧も晴れて眠っている人達も起きるかも……!」
そしてアネラスが焦った様子で提案したその時
「アネラス、待ちなさい!」
アネラスの行動を見たシェラザードが警告をした。すると
チリーン………
なんと鈴の音が鳴り響き、そしてルーク達の目の前に霧がかかった後、今まで現れた霧の魔獣の倍はあるであろう大きさの魔獣達が現れた!
「霧の魔獣!?で、でも大きさが今までとは比べ物になりませんね……」
現れた魔獣を見たステラは驚いた後戸惑い
「農園で戦った連中とは格が違うみたいね……」
「うふふ、少しは楽しませてもらえそうね♪」
敵の強さを感じ取ったシェラザードは真剣な表情をし、レンは不敵な笑みを浮かべ、ルーク達と共に戦闘を開始した!
「!?みんな!その魔獣達と戦う時、気を付けて!右の魔獣は物理攻撃を、左の魔獣はアーツ攻撃を吸収するって情報にあるわ!」
戦闘開始時、オーブメントにつけられてある目の前の敵達を瞬時に解析するクオーツ――――『天眼』をつけていたレンは頭の中に入って来た敵の情報に驚いた後ルーク達に警告した。
「チッ、厄介ね……!」
「だったら
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