第36話
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
クとフレンはそれぞれ真剣な表情で考え込んだ。
「最初、誰かいるのかと思って聞こえてきた方角に向かって大声で呼びかけてみたんですよ。でも、何の返事もないから気のせいかと思っちゃって……」
「うふふ、もしかしてさっきの農園のようにレン達を挑発しているのかしら?」
「どうします?ルーク先輩、シェラ先輩。」
自分達が挑発されている事にレンは不敵な笑みを浮かべ、アネラスは真剣な表情で先輩遊撃士達の判断を煽いだ。
「危険だけど今のこの状況を解決する為には行くしかないんじゃないか?」
「そうね……。罠の可能性は高いけど飛び込んでみるしかなさそうね。ルークの言う通り、招待に応じさせてもらいましょう。―――ステラさん、貴女はどうするのかしら?」
ルークの意見に賛成したシェラザードは自分達に協力を申し出たステラに尋ねた。
「勿論私も微力ながら協力します。レーヴェと再び会う為にも”結社”の動向を追うのが一番の近道だと思っていますし……」
「そう……くれぐれもあたし達から離れないようにしてね。」
「はい。」
その後ルーク達はミストヴァルトに向かった
〜ミストヴァルト〜
「……ここも完全に霧に覆われちまってるな。」
「ええ……。元々暗くて視界が悪いから歩きにくいことこの上ないわね。」
霧に包まれ、周囲がほとんど見えない様子にルークとシェラザードは気を引き締め
「気を抜いたらすぐに迷ってしまいそうですね。」
「ちゃんとコンパスを確認した方が良さそうだな。」
不安そうな表情で呟いたアネラスの言葉にフレンが答えた。するとその時霧の魔獣が2体ルーク達の目の前に現れた!
「早速来たわね……」
「うふふ、歓迎されているわね♪」
霧の魔獣を見たシェラザードは真剣な表情をし、レンは小悪魔な笑みを浮かべて武器を構えた。するとその時両手にそれぞれ円輪状の投擲武器―――チャクラムを構えていたステラが片方のチャクラムに魔力を込めて投擲した!
「ホーリースティア!!」
魔力が込められた影響で光を放つチャクラムは魔獣達の中心地に止まって回転し、光の刃で霧の魔獣達の身体を切り裂き続け
「集え、光よ!――――フォトン!!」
更に短い詠唱を終えると魔獣達の中心地に光の魔力が集束した瞬間、爆発を起こし、爆発に呑みこまれた魔獣達は消滅し、回転していたチャクラムはステラの手に戻った。
「ヒュウ。やるじゃねえか!」
ステラの戦闘能力を見たフレンは感心し
「この様子なら、フォローは最低限で良さそうですね。」
「ええ。それにしてもアリエッタさんの時も思ったけど、ホントに魔法みたいよね
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ