外伝〜巡回神父との再会〜
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な懐かしそうな表情でアーシアを見つめながら答えた。
「そうなんだ。じゃ、ルーアンへレッツ・ゴー!」
その後エステル達はケビンと共に時折現れる魔獣達を倒しながらルーアン市に到着した。
〜ルーアン市〜
「やれやれ……よーやく戻れたか。おおきに。ここまで送ってくれて助かったわ。」
「あはは、お礼なんてやめてよ。」
「フフ、まさか神父の方が武装しているとは思わなかったわ。(ふふっ、星杯騎士としても成長しているわね、ケビン……)」
「俺達がいなくてもあんただったら大丈夫だったろうな。ボウガンとは古風だが……アーシアみたいな腕前で感心したぜ。」
「いや〜、巡回神父なんて町外れに行くお仕事ですから、最低限の武装はしとるけど本職の人達程ではないですって。それはそうとアーシアさんでしたっけ?一つ聞きたい事があるんですけど、よろしいですか?」
アガットの言葉を聞いたケビンは苦笑しながら答えた後アーシアに視線を向けた。
「?何かしら。」
「オレと同じようにボウガンみたいな骨董品を使っている事にも驚いたんですけど……アーシアさんが使っている剣って、見た事のない珍しい剣やな〜っと思って。」
「あれ?神父さんなのにケビンさんはせ……モガ。」
ケビンの疑問を聞いて目を丸くしたエステルは何かを言いかけようとしたがアーシアの両手に口を抑えられ
(エ・ス・テ・ル〜〜?私やアリエッタさんが”星杯騎士団”は七耀教会の裏組織で、その名を第三者の前で口にする事は滅多に許されないって、教えたわよね?いくら同じ七耀教会所属とはいえ、普通の神父やシスターが知っている訳がないでしょう〜〜?)
(ご、ごめんなさい……(アーシアさんって怒ったらお、お母さんと同じくらい怖いかも……))
膨大な威圧を纏ったアーシアに微笑まれ、身体を震わせながら頷き
(ったく、機密情報をポロッと口に出そうとしてんじゃねーよ。この調子だと先が思いやられるぜ……)
「(怒られていないオ、オレの方にまで余波が……ホ、ホンマに色々とルフィナ姉さんと似ている人やな……ま、まさかホンマにルフィナ姉さんなんか?―――いや、それは”絶対にありえない”な………何をアホな事考えてんねん、オレ……)え、え〜と。もしかしたら聞いたらあかん話やったんですか?」
その様子を見ていたアガットは呆れた様子で溜息を吐き、ケビンは身体を震わせながらアーシアを見つめた後複雑そうな表情になったがすぐに表情を戻し、苦笑しながら尋ねた。
「えっと……実は私、遊撃士になる前、”ある組織”の見習いとして所属していた事があってね。色々な理由でその”組織”を辞めて遊撃士になったのよ。それでこの剣やボウガンはそ
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