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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第33話
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に斬撃を叩き込み、結界ごと魔獣に強力な威力を持つ斬撃を叩き込んだ!
「ガアアアアアア―――――――ッ!?」
ユーシスが放った美しき騎士奥義―――クリスタルセイバーをその身に受けた魔獣は悲鳴を上げながら消滅した!
「はあっ、はあっ……」
「……何とか倒せたか……」
「ふー……かなりの手応えだったね。」
「ええ……少なくても手配魔獣よりは圧倒的に上でしたね。」
「さ、さすがにもうダメかと思ったぞ……」
「フン……たかが獣ごときに後れを取ってたまるか……」
魔獣の消滅を確認したエマは息を切らせ、リィン達がそれぞれ安堵の溜息を吐いている中、ユーシスは鼻を鳴らしていつものような仏頂面で呟き
「へえ〜、君達って、結構やるじゃん!」
「正直驚いたよ……特にその僕達が持っている戦術オーブメントとは異なるオーブメント――――”ARCUS”の機能を始めて見たけど、団体戦で凄まじい能力を発揮するね。」
「それに皆、連携が完璧だったぞ!」
エステル達は感心した様子でリィン達を見つめていた。
「…………はは…………」
「ふふっ……」
「クスクス……」
そしてリィンとエマ、ツーヤはそれぞれ微笑み出し
「まったく……笑いごとじゃないだろう。」
リィン達の表情を見たマキアスは苦笑しながら指摘した。
「フン、そういう貴様こそ何をニヤついている……?」
マキアスの表情を見たユーシスは口元に笑みを浮かべて指摘し
「き、君の方こそ……!」
「やれやれ。」
ユーシスの指摘を聞いてユーシスを睨むマキアスの様子を見たフィーは口元に笑みを浮かべて呆れていた。
「実習の仕上げとしては上々すぎるくらいだな……」
「ええ、戦術リンクも全員でつなげられましたし……」
そしてリィンとエマがそれぞれ安堵の溜息を吐いたその時、笛の音が聞こえてきた!
「しまった……!」
「呆けている場合ではなかったか……!」
するとその時領邦軍が駆け付けてリィン達を包囲しようとしたが
「やれやれ……少しは空気って物を読んでから来なさいよね。」
「なっ!?」
「な、何者だ!?」
突如リィンの隣に現れたベルフェゴールに驚いた。
「へっ!?」
「まさかエステルやロイド達みたいに異種族と契約しているなんて……」
「………この圧倒的な魔力、あの睡魔は恐らく”魔神”だな。」
一方ベルフェゴールの姿を見たエステルとヨシュアは驚き、メティサーナは真剣な表情でベルフェゴールを見つめ
「ええっ!?ま、”魔神”!?
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