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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第30話
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…?」

一方リィンは戸惑いの表情で尋ね

「あ、自己紹介がまだだったわね。―――エステル。あたしの名前はエステル・ファラ・サウリン・ブライト。遊撃士よ!」

「僕はヨシュアと言います。遊撃士協会・ケルディック支部に正式配属になったばかりです。」

「メティの名はメティサーナだ!ご主人様―――セリカ・シルフィルの頼みによって忙しいエステル達を手伝ってやっている!」

栗色の髪の娘―――エステル、黒髪の青年―――ヨシュア、銀髪の娘―――メティサーナはそれぞれ自己紹介をした。



「遊撃士……!」

「しかも”エステル・ファラ・サウリン・ブライト”って言ったら、あの”ブレイサーロード”じゃん。何でバリアハートにいるの?」

(”セリカ・シルフィル”って言ったらかの”神殺し”じゃない!何で”天使”が”神殺し”の使い魔に……い、いえそれ以前にどうして”神殺し”がわざわざ使い魔に人間達の仕事を手伝わせているのかしら?って、よく見たらあの栗色の髪の娘からは”神気”も感じられる上あの鞘に収めてある剣の霊圧からして、”神剣”じゃない!……あの娘……何者??)

エステル達の自己紹介を聞いたエマは驚き、フィーは目を丸くした後興味ありげな表情でエステルを見つめ、ベルフェゴールは驚きの表情でエステル達を見つめた後エステルから感じるある気配を感じて戸惑いの表情でエステルを見つめた。

「バリアハートに住んでいる人から依頼を頼まれたのよ。で、依頼を終えた後お昼ご飯をここで食べていたら、ちょうど君達の会話が聞こえて来て、あたし達も手伝おうと思って君達に声をかけた訳。君達って確か”トールズ士官学院”の”Z組”の人達だよね?」

「そうだったんですか……しかしどうしてファラ・サウリン侯爵閣下がどうして俺達の事を?」

初対面のエステル達が自分達の事を知っている事に気付いたリィンは不思議そうな表情で尋ねた。



「その前にその”ファラ・サウリン侯爵閣下”って呼び方は止めて。あたし、その貴族としての呼ばれ方であんまり呼ばれたくないのよ。元々あたしの名前は”エステル・ブライト”だし。」

「し、失礼しました。それじゃあどのようにお呼びすれば……?」

ジト目のエステルに注意されたリィンは慌てた様子で謝罪した後尋ね

「”エステル”でいいわよ。勿論”様”付けもなしで!」

「わ、わかりました。―――それではエステルさん。改めてお聞きしますが、どうして俺達の事を?」

エステルの指摘に戸惑いの表情で頷いたリィンは気を取り直して尋ねた。



「君達のクラスメイトにプリネとツーヤがいるでしょう?あたし達、その娘達と友達同士で手紙のやり取りをしているんだけど……二人の手紙で君達―――”
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