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頑張れフェレット
3部分:第三章
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た。
「いた?」
「ううん」
 トレーパーの言葉に首を横に振るブライアントだった。彼等はそれぞれ棚の上にいる。そすいて人形をひっくり返してその中を探りながら話をしていた。
「全然。やっぱりいないよ」
「そうなんだ、そこにもいないんだ」
 彼等は蜘蛛がどうしても見つからずいよいよ困ってきた。
「まさか本当に消えたとか?」
「そんなことはないだろ」
 流石にそれはないと彼等も思うのだった。
「やっぱりそれは」
「じゃあ一体何処に行ったんだろ」 
 ブライアントもトレーパーもわからなくなっていた。
「あの蜘蛛、本当に」
「この部屋の中にいる筈だけれど」
 そう思ってまだ探し回る。そしてここで。不意にブライアントがテーブルの上を見て相棒に対してすぐに大きな声で言ってきたのだった。

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