第43話
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「よろしく。」
「余がリフィアじゃ!カルナとやら、余の活躍を楽しみにしてるがよい!」
女性遊撃士――カルナにエステル達はそれぞれ名乗った。
「エステルとヨシュア……それにプリネにエヴリーヌ、リフィア……そうか、あんたたちがロレントから来た新人とメンフィルのサポーター達だね?ボースじゃ、シェラザードと大活躍したそうじゃないか。」
カルナは少しの間考え、エステル達の事を思い出してエステル達を褒めた。
「ほう……もう、余達の活躍が広まっているのか。」
「あ、あはは……。それほどでもないけど。」
「僕たちが来ることをご存じだったんですか?」
「ああ、ジャンのやつが有望な新人とサポーターが来るって言ってたからね。しかし、転属手続きをするなら彼の用事が終わらないとダメだねぇ。しばらく、街の見物でもして時間を潰してきたらどうだい?」
「そうですね……。ただ待っているだけも何ですし。」
「あたしも賛成!あ、そうだ……。ね、クロ―ゼさん。良かったらもう少し付き合ってくれないかなぁ?せっかく知り合いになれたのにここでお別れも勿体ないし……」
カルナの提案にヨシュアとエステルは頷き、クロ―ゼに尋ねた。
「あ……喜んで。お邪魔じゃなかったらぜひご一緒させてください。」
「やった♪」
「決まりだね。それじゃあ僕たち、ルーアン見物に行ってきます。」
クロ―ゼの答えにエステルは喜び、ヨシュアはカルナに出直す事を言った。
「ああ、楽しんでおいで。」
そしてエステル達はクロ―ゼの案内でルーアン市内の見物を始めた。
その後クロ―ゼの案内でさまざまな所を見て廻ったエステル達はギルドに戻るために南街区と北街区を結ぶラングランド大橋に向かおうとした時、ガラの悪そうな男性3人に呼び止められた。
〜ルーアン市内・南街区〜
「待ちな、嬢ちゃんたち。」
「え、あたしたち?」
見覚えのない男性に呼び止められ、エステルは首を傾げた。
「おっと、こりゃあ確かにアタリみたいだな。」
男性の中で緑の髪を持つ不良――ディンがエステルやプリネ達の容姿を見て喜んだ。
「ふん、珍しく女の声が聞こえてきたかと思えば……」
3人の中でリーダー格に見える不良――ロッコが鼻をならしてエステル達の顔を一人一人ジックリ見た。
「あの、なにか御用でしょうか?」
「へへへ、さっきからここらをブラついてるからさ。ヒマだったら俺たちと遊ばないかな〜って。」
クロ―ゼに尋ねられ、答えたディンは下品な口調で答えた。
「え、あの……」
「やれやれ……余達がお前達ごときと釣り合うと
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