第30話
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「じゃ、行きましょうか。」
そしてエステル達が探索していると宝箱を見つけ、その中には奪われたはずの武具が一つ入っていた。
「あ!これって、あたし達の装備じゃない!」
「うん、そうみたいだね♪ひょっとしたら他の装備もどこかに隠されているかも。」
「多少危険が伴うかもしれないけど探す価値はありそうね。(武装を解除したのに、何でわざわざ宝箱に隠しているのかしら?……………それに色々と不審な点がある―――――!!なるほど。うふふ、そう言う事ね♪)」
装備が見つかった事に二人が喜んでいる中、ある答えに辿り着いたレンは小悪魔な笑みを浮かべた。その後森を探索した際、奪われた武具がところどころ隠されており、エステル達は自分達の武具を全て取り戻した。
〜出口付近〜
「アネラスさん、レン!あそこが出口みたい!」
「ふ〜……。ようやく一息付けるねぇ。」
「――下がって!」
出口を見つけて安堵の表情をしている二人とは逆にレンは警告し、警告を聞いた二人は咄嗟にレンと共に後ろに跳躍した。するとエステル達がいた所に銃撃が撃ちこまれた!
「あらあら……中々勘の良い娘ねえ。そっちのお嬢ちゃん達はその娘を少しは見習ったらどうかしら?」
するとその時銃を構えた女猟兵が現れた。
「お、女の人!?」
「エステルちゃん、レンちゃん、気を付けて!この人……かなり強いよ!」
「あら……。それを見抜く力はあるのね。それに、あのガスを食らってもう目が醒めたのは驚きだわ。さすがは遊撃士。体力だけは無駄にあるみたいね。それとそこの菫色の髪のお嬢ちゃん、昨日はよくもやってくれたわねえ?」
「うふふ、何の事かしら?」
女猟兵に視線を向けられたレンは小悪魔な笑みを浮かべ
「昨日嬢ちゃんが投擲した双剣、あたしの肩に刺さったんだよね。」
「うふふ、それは御愁傷様♪」
猟兵の話を聞いたレンは笑顔で答えた。
「あ、あんたたち!いったい何が目的なの!?どうして訓練場を襲ったのよ!?」
「ふふ……。答える義理はないわね。あなたたちに選べるのは2つ。大人しく降伏するか、このままあたしに狩られるかよ。」
「くっ……。(回収した装備で何とか戦える……!?)」
エステルは目の前の猟兵と自分達の装備の状況を瞬時に判断し、レンとアネラスに視線を向け
「アネラスさん!レン!」
「うんっ!」
「うふふ、昨日の”借り”をしっかりと返さないとね♪」
視線を向けられた二人はそれぞれ武器を構えた。
「ふふ……。いいわ、仔猫ちゃんたち。存分に狩らせてもらうわよ!」
そしてエステル達
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ