第30話
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を売ったのが間違いだったわね?いくら百戦錬磨の傭兵とはいえ、一人で挑むなんて”無謀”としか言いようがないわよ?」
アネラスとレンはそれぞれ猟兵を見つめて警告した。
「クク……。思ったよりもやるようだ。だが、詰めは甘いようだな。」
「え……」
「!いけない、新手が来たわ!」
2人の降伏勧告を聞き、口元に笑みを浮かべて言った猟兵のセリフにエステルは驚いたその時新手の気配を感じたレンは血相を変え、同時に地面に跪いている猟兵と同じ格好をした猟兵が窓から侵入してきて、煙幕を投げた!
「あ……!」
「は、発煙筒!?」
煙幕は部屋中を満たし、その事に気付いたエステルとアネラスは驚き
「フフ……。お眠り、仔猫ちゃんたち。」
驚いている様子の二人を嘲笑うかのような女性の声が聞こえてきた。
「レンが唯でやられると思わないでよっ!そこっ!ヴァリアブルトリガー!!」
その時敵がいる位置を自分の身に秘められている超感覚で感じ取っていたレンは二振りの小太刀を投擲すると同時に双銃で狙撃し
「なっ!?グッ!?」
「グアッ!?」
レンの攻撃に命中したのか、二人の呻き声が煙の外から聞こえ、同時にレンはエステルとアネラスと共にその場で崩れ落ち、眠ってしまった。
〜翌朝・サントクロワの森〜
「ん……。……もう朝かぁ……。………………………………。!!!」
森の中で目覚めたエステルは眠る前までの状況を思い出し、すぐに身を起こした。
「え……。ここ、どこ……?たしか敵が襲ってきて……」
周囲の風景に戸惑い、エステルは周囲を見渡した。そこで、アネラスとレンが倒れていた。
「アネラスさん!レン!起きて、2人とも!」
「う……ん……?誰よ、レンを起こすのは……寝不足はお肌に悪いのよ……?」
「うーん……えへへ……。うさぎさんとー……くまさんのぬいぐるみ……。……どっちにしようかなー……」
エステルに揺すられた二人はそれぞれ寝言を呟いた。
「な、なんの夢を見ているんだか……。というかレン、その年で肌を気にするなんて、幾ら何でもマセすぎでしょ!って今はそれどころじゃないって!2人とも!大変なの、起きてってば!」
二人の寝言を聞いたエステルは呆れた後すぐに自分のやるべき事を思い出して大声をあげ
「ん〜……?」
「うるさいわねえ……?」
エステルの大声を聞いた二人はそれぞれ起き上がった。
「あれ、エステルちゃん……。あ、そっかぁ……もう朝練の時間なんだ……」
「もう、アネラスお姉さんったらいつまで寝ぼけているつもりよ。」
既に状況を理解していたレンはアネラス
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