第29話
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れたセピスは必要最低限だけ使って残りは貯めておいたのよ。(まあ、エプスタイン財団の新型戦術オーブメントの企画書を見た時点でわかっていたけどね♪)まあ、どこかの誰かさんはいざという時の事を考えもせず、全部クオーツへの合成やスロットの開封に使ったり、ミラへの換金に使っていたようだけねえ?」
「ハハ、ちゃっかりしている娘だなあ。」
驚いている二人にレンは口元に笑みを浮かべて答えた後エステルを見つめ、その様子を見守っていた整備士は苦笑していた。
「ちょっと!何でそこであたしを見るのよ!?」
「アハハ、私もちょっとはレンちゃんを見習わないといけないなあ。」
遠回しな言い方で自分の事を指摘された事にすぐに気付いたエステルはレンを睨み、その様子をアネラスは苦笑して見守っていた。その後レンは整備士にオーブメントのスロットの強化を全てしてもらい、クオーツも回復用の水属性クオーツと消費EPを少しでも減らすための空属性クオーツを合成してもらい、自分の真新しいオーブメントにつけた。
「はい、終わったよ。」
「ありがと、ロベルトお兄さん。わあ、EPがたっぷり増えたわ♪これなら下級アーツなら使い放題ね♪」
整備士から渡されたレンはオーブメントに表示されてあるMAXEPの値を見て可愛らしい微笑みを浮かべ
「どれどれ……って、さ、”399”!?」
「うわっ、レンちゃんのオーブメントって全連結だから元々EPは私達より高かったけど、強化されたらここまで増えるんだ……」
興味深そうな様子でレンの持つオーブメントのMAXEPを見たエステルは驚き、アネラスは目を丸くした。
「前衛なのに、全連結で無属性だなんて珍しいな。しかも全て無属性だからアーツの組み合わせも自由に組め、組み合わせにもよっては他の人達とは比べ物にならないくらい豊富なアーツを使えるだろうね。」
「しかもその娘が放つアーツの威力って何気にアーツの威力があたし達より高いクローゼやオリビエみたいに、滅茶苦茶高いのよね……」
興味深そうにレンを見つめる整備士の言葉に続くようにエステルは疲れた表情で答え
「うふふ、レンは”天才”なんだから当然の結果よ。」
「さすがはレンちゃん!可愛くて強い!まさに”可愛いものには正義がある”事を身を持って証明しているね!!」
悪びれもなく笑顔で答えたレンをアネラスは興奮した様子で見つめた。
その後クルツと合流したエステル達は訓練する場所へと向かった。
〜バルスタール水道〜
「ここが『バルスタール水道』……」
「へ〜、結構大きな地下水道みたいですね。」
「王都の地下水道を思い出すわね。」
訓練場に到着したエ
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