第35話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜空賊団アジト内〜
「待ちな、てめえら!」
「ここから先には行かせねえ!」
ドルン達を追ったエステルだったが、途中で倒したはずの下っ端達に行く手をさえぎられた。
「も、もう復活したの?」
「なかなかタフな連中だね。」
気絶したはずの空賊達を見てエステルは驚き、ヨシュアは感心した。
「絶対にここは通さねえ………ぜ!?」
一人の空賊が意気込んでいたが、足元から水の柱が吹きあがり、吹きあがった水の柱によって意気込んでいた空賊は天井にぶつかり気絶した。
「え……今のは……!?」
何もしていないエステル達は驚いてあたりを見渡すと、いつの間にかエステル達の後ろにペルルとマーリオンがいた。
「ペルル、マーリオン!どうしてここに?」
「……プリネ様……に……頼ま……れて……援軍……に…来ま……した。」
「部屋に空賊達の援軍が来ないように外で見張っていたプリネが敵を追っかけるエステル達を見て、自分達の持ち場は離れられないから、代わりにボク達をエステル達を追って手伝うように指示したんだ!」
「フフ……親娘揃って世話になってしまうわね……ここは任せてもいいかしら?」
マーリオンとペルルの言葉にシェラザードは笑みを浮かべて尋ねた。
「おまかせ……下さい……」
「マーリオンの言う通り、ここはボク達に任せて、エステル達は敵のボスを追って!」
「うん!」
「さっきから何を勝手なことを……数が増えたからと言って絶対にここから先には行かさねえぜ!」
空賊達は絶対にエステル達を通さないよう、先に進む道を塞いでいたが
「行っくよ!……それぇ!」
「「「うわぁっ!?」」」
体全体を回転させて突進したペルルの攻撃に驚いて、横に回避した。
「今だよ!」
「わかった!」
ペルルの言葉に頷いたエステル達はペルルの横をすり抜け先に進んだ。
「あ、待て!」
「逃がさねえぞ!」
空賊達は慌ててエステル達を追いかけようとしたが
「超ねこパ〜ンチ!」
「水よ……」
「「「うわぁ!?」」」
ペルルの翼による攻撃とマーリオンが放った水の魔術をうけて、後退した。
「ここは通さないよ!」
「エステルさん達……の……邪魔……は……させ……ません……」
「「「く、くそ!どけぇ!」」」
エステル達を追うためにペルル達に襲いかかった空賊達だったが、相手は主と共に厳しい戦いを勝ち抜いて来た使い魔。数の優劣に関わらずペルル達によって気絶させられた。
ドルン達を追ってさらに進んだエステル達だったが、後少しで空賊艇がある場所に行く手
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ