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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第2章〜 麗しき翡翠の都〜 第21話
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」
「……はい。起立―――礼。」
そしてホームルームが終わった。
「それじゃあね、リィン。」
「先に行くぞ。」
「ああ、二人とも部活か?」
「うん、でもよかったら晩ごはんは一緒に食べない?」
「学食続きだったからたまには街のカフェはどうかと思うんだが。」
「ああ、帰ったら寮の玄関で待ち合わせるか。」
「うんっ!」
「また後でな。」
リィンと約束をした二人はその場から去り、それぞれの部活の教室へと向かった。
「あ、あの……」
その時アリサがリィンに話しかけてきた。
「ああ、アリサ。そっちも今から部活か?」
「あ、ううん……今日は活動日じゃないけど。その、何ていうか……」
「えっと……何か話でもあるのか?」
言葉を濁すアリサの様子を見たリィンは尋ねたが
「な、なんでもないっ!それじゃあ、お先に!」
アリサは顔を赤らめてリィンを睨んだ後その場から去った。
「えっと……(何だったんだ?)」
(あら♪うふふ、これは脈アリね♪)
去って行くアリサの様子をリィンは戸惑いながら見つめ、ベルフェゴールはからかいの表情で見つめていた。
「ふむ……また何かしでかしたのか?」
そこにラウラが近づいてきた尋ねた。
「いや、全然そんな心当たりはないんだけど。ハッ、でも気付いてないだけでまた失礼なことをやったとか……」
「ふふ、冗談だ。―――明日の自由行動日だがまた旧校舎の地下に入るのか?」
「ああ、学院長にも頼まれているし、軽く回るくらいはすると思う。」
「ならば私も遠慮なく呼ぶがいい。一応、部活はあるがそちらを優先するつもりだ。」
「……わかった。遠慮なく呼ばせてもらうよ。」
「うん、それではな。」
心強い申し出をしたラウラもその場から去って行った。
「マキアスは”チェス部”だったよな。それとも図書館で自習するのか?」
その時まだマキアスが席に座っている事に気付いたリィンは話しかけたが
「……………」
マキアスは何も答えず立ちあがり
「―――僕が放課後どう過ごそうが君になんの関係がある?」
リィンを睨んで尋ね返した。
「いや………ひょっとして何か怒らせるような事でもしたか?」
「別に。あっさりと騙された僕が間抜けだっただけさ。」
「あ………」
マキアスの言葉を聞いたリィンは旧校舎での自己紹介の時、自分の身分を誤魔化した事を思い出した。
「すまない、あれはその騙そうとしていたわけじゃ……」
「言い訳は結構だ。この際、
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