第3話 和菓子屋さんの看板姉妹
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バカなことしてるにゃ〜」って毒舌を吐くんだろうなぁ〜。
そんな呑気なことを考えている僕。
花陽はというとなぜかさっきから微動だにしない。
言うだけ言っといて放置されていこの空気。これが世間一般で言う『放置プレイ』っていう”新しい遊び”なのだろうか。遊びだって聞いたから面白いものだと思ってたけど、なんかよくわからないなぁ〜。
「春人くん、これからもよろしくね♪」
ちゅっ
花陽の言葉の後に続き、僕の右頬に花陽の頬のような柔らかい感触が残る。
「バイバイ!」と真っ赤な花陽がパタパタと家に入る後ろ姿を見て初めて、花陽にキスされたことを理解できた。
「...え?」
冗談のように軽いキス。
されたところをさすりながら、
「......おやすみ、花陽ちゃん」
らしくなく鼻歌を歌いながら家の扉を開ける。
「ただいま〜。」
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