第27話
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せてもらったぞ。なんせ、武術大会ではジンと共にこの俺を破ったのだからな。」
「ほう、ジンがいるとは言え、エステル達がそこまで成長するとは……………」
バダックからエステル達の成長ぶりを聞かされたカシウスは目を丸くした後アリエッタに気付いて不思議そうな表情で尋ねた。
「貴女は数年前の事件を解決する作戦時に参加した”星杯騎士”………確かアリエッタ殿だったな?一体何故”星杯騎士”が今回の事件の解決に力を貸してくれたのだ?」
「イオン様と任務の関係で、ロレントに訪れた時、ルーク達に、会いました。それでルークと仲良しのイオン様の希望で、今回ルーク達と一緒に、戦いました。後は情報部が、古代遺物を利用しようとしていた疑いも、ありました、ので。」
「なるほど………それにしてもルーク。まさかお前が”星杯騎士”と親しいとは驚いたぞ。この俺にも隠し通すとは、やるじゃないか。」
アリエッタの説明を聞いて納得した様子で頷いたカシウスは自分をも隠し通したルークに感心し
「ハハ……」
感心されたルークは苦笑いで答えを誤魔化した。
「な、和やかに会話している場合じゃないってば!まったく、帰ってくるなり見せ場をかっさらって……もしかして出てくる瞬間を狙っていたんじゃないでしょうね……?」
そしてエステルがジト目でカシウスを睨んだその時
「やれやれ……。どうやら片づいたようじゃの。」
中継地点で仲間達と共に待機していたラッセル博士が仲間達と共に広間に入って来た。
「おや、博士。ずいぶん遅い到着ですな。」
「お前さんが先行した後、人形の群れに囲まれてな。何とか撃退してからようやくたどり着いたが……。どうやら……全て片づいたみたいじゃな。」
「ええ……。色々と課題は残ったがとりあえず一件落着でしょう。」
「で、でも……。情報部に操られた大部隊がお城に迫ってるんでしょ。女王様、大丈夫かな………?」
「確かに……。警備艇も来ていたみたいだし。父さんが来た時、地上の様子はどうだった?」
地上の様子が気になったエステルとヨシュアはそれぞれ不安な気持ちを抱えていたが
「ああ。その事ならもう心配ないぞ。モルガン将軍に頼んで事態を収拾してもらっている。シードにも動いてもらったからじきに騒ぎは沈静化するだろう。」
「あ、あんですって〜っ!?」
「ハハ、さすがは父さんだよ。」
カシウスの手際の良さにエステルは声を上げ、ヨシュアは苦笑していた。
「ふふ……なるほどな……。ここに来るまでに仕込みをしていたわけか……」
その時地面に膝をついているリシャール大佐は自嘲気味に笑い
「……目
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