第27話
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た大譜術によって背後から発生した創世の光の大爆発をその身に受けたトロイメライの全身の到る所には罅が入った。そこに超振動の光を”ローレライの鍵”に纏わせたルークが詰め寄り
「やってやるぜっ!響け!集え!全てを滅する刃と化せッ!」
超振動の光を纏うローレライの鍵で次々と斬撃をトロイメライに叩き込み
「ロスト・フォン……ドライブ!!」
最後に自分のみが扱える力―――第2超振動のエネルギーを解き放った!
度重なる戦闘とルーク達による強力な総攻撃を受けた古代の装甲も耐えられず、トロイメライの身体全体に爆発が連続で起こった後、トロイメライは腕が爆発によって破壊され、完全にバラバラになった!
「か、勝ったぁ〜〜っ……」
バラバラになって完全に沈黙したトロイメライを見たエステルは安堵の溜息を吐いた。
「……みんな、ご苦労だったな。」
そこにカシウスが近づいてきた。
「ただいま。エステル、ヨシュア。ルーク。ずいぶん久しぶりだな。」
「と、と、と……父さん!?」
「まだまだ詰めは甘いが一応、修行の成果は出たようだな。今回は合格点をやろう。」
自分の登場にエステルが混乱している中、カシウスは口元をニヤリとさせて答えた。
「ご、合格点じゃないわよ!なによ、父さん!なんでこんな所にいるの!?」
「なんでって言われても……まあ、成り行きってやつ?」
「ど、どんな成り行きよっ!」
「はは、父さんも相変わらず元気そうだね。」
エステルといつものやり取りを始めたカシウスにヨシュアは苦笑しながら話しかけた。
「まあ、それなりにね。でも、それと同じくらい僕もエステルに助けられたから。だからおあいこってところかな」
「そうか……。いい旅をしてきたみたいだな。」
「ルーク。レナやアガットの件はご苦労だったな。」
「ハハ、まあ実際に役に立てたのは母さんを守れた時ぐらいだけどな。」
「そうか、これからも精進しろよ。」
「ああ。」
家族を労ったカシウスは子供達に手を貸してくれた同行者達に視線を向けた。
「フレン、アーシアと共にレナを陰ながら守ってくれた事……感謝する。」
「いいって。俺やアーシアもあんたには何度か世話になった事があるからな。お互い様だよ。」
「そうか………―――バダック殿も今回の件に力を貸してもらい、すまないな。貴方ほどの方を共和国から呼ぶのは申し訳ないと思ったのだが……どうも嫌な予感がして、手紙を送らせてもらったのだ。」
「気にするな。お前にある”借り”を少しでも返せる良い機会の上、お前の子供達の腕前も見せてもらった。色々と楽しま
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