第27話
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、凄い……!」
「さすが、父さんの剣技を継いだだけはあるね……」
「へっ、やるじゃねえか。」
「ほう?ヴァン程ではないが、中々良い腕だ。」
「でも、あのままではあの人、死んじゃいます………」
「ああ………………」
リシャール大佐の奮闘ぶりにエステル達が感心している中、アリエッタの予想にルークは不安そうな表情で頷いた。
「何をしている!早く行け!!」
再びエステル達に警告したリシャール大佐は戦闘を再開したが、戦いの最中に刀は真っ二つに折れ、その事に気付いて無防備になった瞬間、トロイメライの巨大な片腕に捕えられた!
「う、うおおおおおおっ!?」
「た、大佐!?」
「く……どうしたら!?」
「い、いいから行きたまえ!君たちとの勝負に敗れた時……私の命運は……尽きていたのだ!」
「そ、そんな……」
自分の命を諦めているリシャール大佐にエステルは悲痛な表情で呟き
「だから……気にすることはない……。私の計画は失敗に終わったが……。最後に君たちを助けられれば後悔だけは……せずにすむ……」
自らが死んでも、恩師の子供達の命だけは助けられる事にリシャール大佐は満足していた。するとその時
「やれやれ……。諦めなければ必ずや勝機は見える。そう教えたことを忘れたか?」
その場にいる全員にとって聞き覚えのある男性の声が聞こえた後、棒を装備した男性が残像を残しながらトロイメライに詰め寄り
「せいっ!」
強烈な一撃でリシャール大佐を掴んでいるトロイメライの片腕を叩き落とした!
「え……!」
「まさか……!」
「父さん……!」
男性―――カシウスの姿を見たエステル達が驚いたその時
「今だ!止めを刺せ!!」
カシウスの号令を合図にエステル達は総攻撃を仕掛けた!
「業火に飲まれろ!紅蓮旋衝嵐!!」
膨大な闘気によって発生した灼熱の炎を大鎌に纏わせたバダックが大鎌をトロイメライに叩きつけると天井に易々と届くほどの炎の渦がトロイメライの全身を焦がし
「これで終わりだ……はっ!!」
「これで決めるっ!桜花!無双撃!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!せぃ、やっ!たぁぁぁ!!」
ヨシュアの奥義―――漆黒の牙とエステルの奥義―――桜花無双撃を受けたトロイメライの頭部やコア部分には罅が入り
「これが俺の全力だ!メテオ………ブレイカ――――――ッ!!」
天井近くへと跳躍し、闘気の塊となったフレンがトロイメライに突撃するとトロイメライは大きく後ろへと吹っ飛ばされ
「始まりの時を再び刻め…………倒れて!――――ビッグバン!!」
アリエッタが発動し
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