第24話
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にいやがるんだ?」
クローゼの正体がわからないアガットは学生であるクローゼがいる事に首を傾げ
「どうやら、孫娘がお世話になったようですね。わたくしからもお礼を言わせてください。」
「ああ、気にすんなって。単なる仕事のついでだからな。ところで婆さんはこの城の関係者か何かかい?」
アリシア女王から話しかけられると意識をアリシア女王に向けて尋ねた。
「ぶ、無礼者!この方をどなたと心得る!我がリベール国主たるアリシア女王陛下であるぞ!」
「へっ……。そ、そういえばどっかで見たような気が……」
そして怒りの表情のユリア中尉の言葉を聞いたアガットは目を丸くしてアリシア女王を見つめた。
「やれやれ。相変わらず未熟者じゃのう。」
「んだとう!」
「全く、相変わらず無礼で失礼な人ね。ねえ、お兄様?」
「ま、まあアガットも知らなかったみたいだから許してやれよ、ハハハ……(言えねえ。昔の俺はこれ以上の酷さだったなんて、口が裂けても絶対に言えねえ……!)」
「クク…………」
「……………」
アガットの無礼ぶりに呆れているレンに話しかけられたルークはかつての自分を思い出して冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、その様子に気付いたバダックは口元に笑みを浮かべ、アリエッタは黙り込んでいた。
「じょ、女王さま!?そ、それじゃあ……こっちのお姉ちゃんは……」
「女王陛下の孫娘のクローディア姫殿下だよ。僕たちはクローゼって呼んでるけどね。」
一方目の前の老婦人が祖国の女王である事を知って驚いているティータにヨシュアが説明し
「クローゼ。この子が博士の孫のティータよ。あたしたちの妹同然の子なの。」
「そうですか……。初めまして、ティータちゃん。私のことはクローゼって呼んでくれると嬉しいです。」
「は、はいぃ……。ク、クローゼさん……」
祖国の王女であるクローゼに微笑みを向けられると緊張した様子で答えた。
「あらやだ。この子、なんか可愛いわねぇ。あたしはシェラザード。エステルとヨシュアの先輩よ。シェラって呼んでちょうだい♪」
「は、はい、シェラさん……」
「それじゃあボクは『オリビエおにいちゃん』って……」
「あんたはやめい、あんたは。」
(兄………か。ロイドの奴、今頃何をしているんだろうな……?)
どさくさに紛れてティータに変な呼び方をさせようとするオリビエをエステルはジト目で睨み、その様子を見ていたフレンは懐かしそうな表情をしていた。
「ん?何で教会のシスターがこんな所にいるんだ?」
その時アリエッタに気付いたアガットは首を傾げ
「そいつはアリエッタ
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