第24話
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がここにいるのよ!」
「情報部に追われているのに、よくここまで来れたわね?」
「それに、博士がここに来ているということは……」
ラッセル博士の登場にエステルは戸惑い、レンは首を傾げ、ラッセル博士の同行者達の事に気付いたヨシュアが言いかけたその時
「お、おじいちゃあ〜ん。どこに行っちゃったのぉ!?」
「こら、チョロチョロと動き回ってるんじゃねえよ。爺さんもそうだが、落ち着きのない一家だな。」
「だ、だってアガットさん……。あ……!」
ラッセル博士と共にリベール国内に潜伏していた筈のティータとアガットも姿を現した。
「ティータ!?」
「やっぱり……」
「無事で何よりよ、ティータ。」
「レンちゃんにエステルお姉ちゃん!それにヨシュアお兄ちゃんにルークさんも!」
エステル達の姿を見たティータは嬉しそうな表情でエステルに抱き付いた。
「わわ、ティータ……」
「ティータったら、甘えん坊ね♪」
「よ、よかったぁ。また会うことができて〜。ギルドで聞いたらレンちゃんやお姉ちゃんたちがお城で戦っているって聞いて。うう、無事で良かったよう〜!」
「ティータ……」
「うふふ、心配してくれてありがとう。でも、大丈夫に決まっているじゃない。レン達は強いんだから♪」
狙われている立場でありながら自分達の身を案じてくれたティータにエステルは感動し、レンは微笑んだ。
「ありがとう……。心配してくれたみたいだね。アガットさんも……よくご無事でしたね。どうして王都にいるんですか?」
「いや、ひょんなところで王都行きの貨物船を見つけてな。灯台下暗しを狙って来てみたら騒ぎが起こってるじゃねえか。で、エルナンに事情を聞いてわざわざ来てみたってまけだ。おっと、ヤツからの預り物もあるぜ。」
ヨシュアの疑問に答えたアガットはエステル、ヨシュア、ルーク、レンにそれぞれエルナンから預かっていたミラを渡した。
「おっと……悪いな、アガット。」
「うふふ、今回はお礼を言っておくわ。」
「ありがとうございます、アガットさん。」
「い、いいのかな……。ちゃんと報告してないのに。」
ルーク達がお礼を言っている中、依頼完了の報告をしていない事に不安を抱いたエステルは戸惑った。
「親衛隊の伝令から大体の事は聞いたみたいだぜ。しかし、こんな所でガン首揃えてどうしたんだよ?てっきり残りの特務兵どもをブチのめせるかと思ってきたんだが。ん、あんたは……」
「お久しぶりです、アガットさん。灯台ではありがとうございました。」
「たしか、クローゼと言ったな?どうして、あんたみたいな学生がこんな場所
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