戦いの連鎖
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いる武器コンテナとここまで本来あったはずの防衛ラインに埋められていた、地雷原でその物流を少しは停滞させながらゆっくりと後退しつつ防衛戦をしているのだ。
これには他の小隊や中隊にも含まれているのだ。 実際にこれほどの大規模な進行に流石にすでに第一防衛ラインのほとんどは食われてしまったが、その防衛ラインには元々は戦術機を戦場で簡単に直せる施設程度は存在していた。
そこを囮にしながら そこにある一定の数のBETAが入れば自動的に自爆するようにセットされていたのだ。
他にも前の戦いで修理できてない戦車などは回りに大量の火薬と燃料を置いて、それを戦術機側でいつでも自爆できるように置き土産が大量に作られていた。
そもそもこれほどの急激な進行では 直ぐに防衛ラインが瓦解するのは明白なために 最終防衛ラインの一つ手前に最大戦力を今も集めている最中なのだ。
つまりジャマな荷物はどうせBETAに持っていかれるならば 爆弾として使ってやるのがいいと考えたのだ。
これは以前から使われていたことでもあった、実際に戦術機には爆弾が仕込まれており、自爆をすることで少しでもBETA進行と数を減らすことが東ドイツの目的なのだ。
そうでないと歩兵達に塹壕を掘らせて さらには周りには重火器を置いておくなんてことはしない、それでは普通にタンク級に食われてしまうだけである。
そのタンク級の群をそこで防ぐにはやはり、地雷かまたはその重火器類が爆弾になってくれないとそれを倒せないのだ。
他の部隊も補給に戻ったり また補給から戻ってきた部隊の戦術機も徐々にではあるが消耗が激しくなっている。
元々第一世代機は装甲が厚くしている分 激しく動くとその分関節など骨格部部にダメージが徐々にではあるが蓄積されるのだ。
それを防ぐ為にも最前線には戦術機メンテナンスをする倉庫もあるのだが・・・すでに第一防衛ラインの殆どのは置き土産の自爆で基地ごと吹き飛んでいるために 修理などできるわけではない。
つまり多少でもBETAの攻撃を受けた機体はそのフルの性能がさらに二分の一わるければ もっと性能が低下する中での時間稼ぎである。
666中隊も損傷らしい損傷はないが、 それでもBETAの圧力によってただでさえその精神と肉体に心労が重なっていた。
それゆえに誰もがその存在に気づかなかった 東ドイツの全ての人間もまた西ドイツの連中もだ。
シュタージュにしてもここが踏ん張りどころである、 流石に母体である祖国がなくなるほどの大事である、自らの力を温存するなんてことは流石に出来なかった。
また西側も同様である 壁のおかげでまだ難民もBETAも西側には来てはい
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