第26話
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
あ、ついでですから貴方も釈放していただけるよう将軍に掛け合って差し上げますわ。」
「ほう……?」
しかしメイベルから出た以外な言葉にオリビエは驚いた。
「さ、さすがにそれは無理があるような……」
「レストラン側が訴えれば、少なくとも訴訟にはなるはずよ。」
メイベルの言葉にエステルは苦笑し、シェラザードも無理なことを言った。
「ふふ……その心配はありませんわ。あのレストランのオーナーはわたくしですから。」
「え……」
しかしシェラザードの言葉を否定するように言った、メイベルの言葉にエステルは驚いた。
「あの『グラン=シャリネ』もわたくしが競り落としたもの。これならば問題ないでしょう?」
そしてオリビエもメイベルによって釈放された。釈放されたエステル達は一端ボース市に帰ろうとハーケン門の入口まで来たところ、そこに別行動をしていたリフィア達がやって来た。
「エステルさん!よかった……釈放されたんですね……」
釈放されたエステル達を見てプリネは安心した。
「プリネ!リフィアにエヴリーヌも……どうしてここに?」
ボース市内にいるはずのプリネ達に疑問を持ったエステルは聞いた。
「エステル達と別れて情報収集をしていた余達だったんだが……ヴァレリア湖とやらにも足を延ばしての。そこである気になる情報があり、一晩ヴァレリア湖の宿屋に泊まって様子を見ていたんだが何もおこらくての。一端ギルドに戻ってお前達とその情報について相談しようとしたんだが、受付からお前達が軍に捕まったと聞いてな。急いでここまで来たのじゃ!」
「気になる情報って?」
リフィアの説明を聞いたエステルは聞き返した。
「それは後で話す……ん?そやつは何者だ?」
リフィアはオリビエに気付いてエステル達に聞いた。
「あ〜こいつは……」
リフィアの疑問にエステルは苦笑しながら答えようとしたところ
「おお……清楚な雰囲気ながらどことなく漂う高貴な雰囲気……そして夕焼けのような流れる美しい髪に紅耀石のような瞳……まるで陰謀渦巻く貴族の中に咲く一輪のバラのようだ……ぜひ、ボクの貴女への愛の歌を一曲聞いてくれますか、レディ?」
(始まった……)
(こいつは〜!)
いつのまにかオリビエが紳士が淑女にダンスを誘うような動作でプリネに向かって歯の浮くようなセリフを言っていた。それを見てヨシュアは溜息をつき、エステルは怒りに震えた。
「フフ………お気持ちは嬉しいですけど、時と場所を考えて下さいね?」
「ハハ……これは手厳しい。。……しかし一度断られたからと言って、このオリビエは諦めないよ♪むしろ、燃えちゃうね♪ということで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ