第22話
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すると共に侵入者たちを排除する為に次々と空中庭園から去って行った。
「くっ、何たる失態……。閣下が戻られる前に何としても撃退せねば……」
「た、大尉どの!」
「と、特務飛行艇が!」
カノーネ大尉が唇を噛みしめて悔しそうな表情で侵入者たちの撃退方法を考えていたその時、異変に気付いたカノーネ大尉を守る護衛の特務兵達が声を上げた。
「しまった!そちらが本命か!?」
情報部が使用していたはずの飛行艇―――特務飛行艇は空中庭園の広い場所に着陸し、扉が開くとエステル、シェラザード、クローゼ、レン、アリエッタが次々と出て来てカノーネ大尉達と対峙した。
「エ、エステル・ブライト!?それに……クローディア殿下!?おまけにロレントにいるはずのレン・ブライトや”星杯騎士”まで……!クッ、あの時の取引きによって”星杯騎士”は関わらないんじゃないの!?」
エステル達の登場に驚いたカノーネ大尉は自分達と取引きしたにも関わらず条件を破ったアリエッタを睨んで叫び
「うふふ、ちゃんと守っているじゃない。だって、”オバサンと取引きをした星杯騎士”は今回の作戦に関わっていないわよ?」
「アリエッタは、そんな取引きに応じた覚えは、ありません。」
「おのれ……!わたくし達を謀ったのね!忌々しい教会の狗共が………!」
レンとアリエッタの説明を聞いたカノーネ大尉は怒りの表情でアリエッタを睨み
「カノーネ大尉!またお邪魔するわよ!!」
「お祖母さまを……解放していただきます!!」
「な、舐めるなァ!小娘ども!!」
そしてエステルとクローゼの言葉を聞いたカノーネ大尉は烈火の如く怒った。
「うふふ、血が昇っているようだから、少し抜いてあげるわ♪―――疾風追連!!」
その時レンが電光石火の速さで次々とカノーネ大尉達の脇腹に斬撃を叩き込んでエステル達の傍に現れ
「え―――」
「な―――」
「あ――――」
レンの電光石火の速さの攻撃についていけなかったカノーネ大尉が呆けたその時、カノーネ大尉達の脇腹から大量の血が噴出した!
「きゃあああああっ!?」
「ぎゃあああああっ!?」
その瞬間カノーネ大尉達は悲鳴を上げて怯むと同時にアリエッタは魔力を溜め込み、光を放つぬいぐるみを掲げた。
「雷の鉄槌!スパークウェーブ!!」
「ああああああああああああっ!?」
「ぐああああああっ!?」
すると雷の球体がカノーネ大尉達を包み込んで放電し、全身に電気ショックを受けたカノーネ大尉達は気絶して次々と地面に倒れた!
「鬼気迫るというか……。妙におっかない女だったわね。いったい何者なの?」
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