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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第14話
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な。」
「あ……」
僅かに落胆した様子のラウラの言葉を聞いたリィンはラウラが自分が嘘をついている事を気付いている事に気付いた。
「少し外で素振りしてくる。悪いが、先にアリサたちとレポートをまとめていてくれ。」
そしてラウラは宿から出て行き
「…………………」
(ご主人様が本気を出さない理由って、私と戦った時に見せてくれた”あの力”が関係しているのでしょう?)
(…………ああ。)
(そう。まあ、ご主人様がそれでいいのなら私は構わないし、いざ危険になった時はこの私がいるからね。ご主人様の判断に任せるわ。)
(……助かる。今だけはその言葉がありがたく身にしみるよ……)
その様子を見守っていたリィンは肩を落とした。
(……色々あるみたいね。何か抱えているような顔はたまにしていたけど……)
一方リィンとラウラの様子を2階から見守っていたアリサは考え込み
(アリサも気付いていたんだ。ふふ、何だかんだいって結構気にしてたみたいだね?)
アリサの小声を聞いたエリオットは苦笑しながら尋ねた。
(そ、それはその……謝るチャンスを伺ってて……べ、別に意識してたとかそういうのじゃないんだからね!?)
(あはは……)
(クスクス……)
恥ずかしそうな表情で呟いたアリサの言葉を聞いたエリオットとプリネは微笑ましそうに見つめていた。
(でも……何かを抱えてるのは誰だって同じなんじゃないかな。君だってそうじゃないの?)
(それは……―――確かにそうね。)
その後レポートを書き終えたリィン達は明日に備えて休み始めた。
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