第18話
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再び込めると強烈な一撃がバダックを襲った!
「グッ!?フフ、油断してしまったな。これでは俺も奴を逃がしたあの小僧と同類だな。」
強烈な一撃を受けたにも関わらずバダックは表情を僅かに歪めた程度で苦笑いをしながらロランス少尉を見つめ
「アレをまともに受けて平気とは……フッ、とんでもない化物だ。」
自分にとって最強の奥義にして絶技――――冥皇剣をまともに受けたにも関わらず、平気でいるバダックを見たロランス少尉は驚いた後静かな笑みを浮かべた。
「ロランスとやら。”獅子王”を本気にさせた事、光栄に思うがいい。先程の技を見せてくれた礼に”獅子王”の”本気”を見せてやろう。」
そしてバダックが不敵な笑みを浮かべながら全身から膨大な闘気を解放し、解放された闘気によって周囲に衝撃波を発生させ
「……!」
闘気を解放するバダックを見たロランス少尉は剣を構えて膨大な闘気を練った。するとロランス少尉からも闘気によって衝撃波が発生した。
「”獅子王”の真髄、知るがいいっ!オォォォォォォォ――――――――ッ!!」
「―――鬼炎斬!!」
吠えながら突撃するバダックにロランス少尉は剣を振るって膨大な闘気が込められた炎の斬撃波を放ったが
「ぬるいわぁっ!!」
「なっ!?」
突撃するバダックは斬撃波が自分に命中する瞬間大鎌を一振りして斬撃波を真っ二つにして跳躍し
「―――秘奥義!獅子王………」
大鎌に大型の獅子の顔をした闘気を溜め込み
「滅砕!!」
「がああああああああああああああああああっ!?」
獅子の姿をした闘気を纏った大鎌をロランス少尉の足元に叩きつけた。するとまるで獅子が吠えるかのような咆哮がロランス少尉の悲鳴を呑みこみながらアリーナ全体に響き渡ると共に巨大な獅子の顔が天へと上がると共に天をも貫く衝撃波の柱が発生した!そして衝撃波の柱が消えるとそこには満身創痍で意識を失っているロランス少尉が地面に倒れていた!
「しょ、勝負あり!蒼の組、バダック選手の勝ち!救急班、搬送を!!」
そして勝者を宣言した審判が叫ぶと救急部隊が担架で地面に倒れているロランス少尉達を運び、バダックは控室に戻って行った。
〜控室〜
「な、何あれっ!?」
「凄い………あの特務兵達相手にたった一人で終始ほぼ一方的な戦いだ………」
「いや〜、参ったねえ………明日はあんなとんでもない御仁を相手にしないと駄目なのか。」
「さすがはバダックの旦那だな。」
試合の様子を控室から見ていたエステル達はそれぞれ驚きや感心した様子で見つめていた。そこにバダックが控室に入って来た。
「バダック
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