第22話
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だ!そーいう決定的なネタが死ぬほど欲しかったんだよっ!」
ヨシュアが話した情報にナイアルは満面の笑みを浮かべて立ち上がった。
「気に入ってもらえましたか?」
ナイアルの様子からわかっていながらもヨシュアは尋ねた。
「おうよ!これで記事が書けるってもんだ!こうしちゃいられねえ……ドロシーのヤツを見つけないと!それじゃあ、またなッ!」
そしてナイアルは店員に勘定を払うとその場から飛び出して行った。
「す、すっごい勢い……」
「よっぽどネタに困って追い詰められてたんだろうね。協力できて良かったよ。」
ナイアルの行動にエステルは驚き、ヨシュアは笑顔で答えた。
「それよりあの記者の方から得た情報をどう扱いますか?」
これからの方針を考えるためにプリネは提案した。
「うん……それなんだけど、あたしは空飛ぶ大きな影の話、気になったんだけどみんなは気にならなかった?」
「ラヴェンヌ村の目撃情報だね。軍の調査が入ったってことは何もない可能性が高いと思うけど。」
エステルの質問にヨシュアはナイアルから得た情報から仮の結論を言った。
「でも、その調査が完璧とは限らないじゃない?モルガン将軍じゃないけど、軍人ってアタマ堅そうだから見落としてることもありそうだし。」
「確かに……。ダメもとで調べてみる価値はありそうだね。」
「ええ、私もエステルさんの考えには賛成です。」
「うむ、余もそう思うぞ。メンフィル領内で起こった事件も軍では得れなかったが遊撃士では得れた情報も過去数例あったしな!」
エステルの説明にヨシュアやプリネ、リフィアは賛成した。
「ふふ、あんたたちも色々身に付いてきたじゃない。ラヴェンヌ村は、西にある果樹栽培が盛んな小さな村よ。西ボース街道の途中から北に向かう山道の先にあるわ。さっそく行ってみるとしますか。」
「うん!」
そうして、エステルたちは空飛ぶ大きな影の真偽を確かめるためとさらなる情報の獲得のため、プリネ達には引き続きボース市内や市外にあるヴァレリア湖にある宿屋での聞き込みを頼みエステル達はラヴェンヌ村へと向かった……………
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