第19話
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、民の血税で生活をしているのですから有事の際、私達が先頭に立って民を守るのは当然の義務です。……例えそれが戦争であっても民を守るため兵を鼓舞し自らも戦う必要があるのです。」
「……………(完敗だ………)………お前達をバカにしてたのは俺の間違いだったようだ。悪かった……」
アガットは自分より年下のプリネが自分と違い進むべき途を持ってそれに向かって進み、戦うという覚悟をすでに持っている言葉を聞いてプリネを見直し、頭を下げ謝った。
「気にしないで下さい。普通はそう思われても仕方ありませんから……さあ、ギルドに戻りましょう!恐らくほかの2組も終わっているでしょうし。」
アガットの謝罪を苦笑しつつ受け取ったプリネはギルドに戻ることを提案した。
「ああ。……それと今、一人になりたい気分でな……後で追いつくから先に行っててくれ……」
「?わかりました。」
アガットの様子を変だと思ったプリネだったがアガットの言葉通り先にギルドに戻った。プリネの姿が見えなくなるとアガットは何かを堪えるように呻いた。
「チクショウ………俺は年下の小娘にも劣るのか……………どこまで行っても俺は情けねえ兄だな………ミーシャ……………」
呻いたアガットは悔しさを発散するかのように突如空に向かって吠えた!
「うおおおおおおおっ!!!!!」
空に向かって吠えた後、プリネに追いつくためアガットはプリネが戻った道を走って行った………
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