第18話
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ばれるのです。ですから”闇夜の眷属”は決してみなが人間ではないということではないんです。」
「ふん、なるほどな………で?”魔神”っていう種族はなんなんだ?さっきの口振りだとかなり強いようだが、本当に今の小娘が最強と呼ばれているのか?」
「”魔神”とは種族の中でも魔力、身体能力等全てにおいて”最強”を誇る種族です。貴方方にわかりやすい例えでいえばよく御伽話で”魔王”が出てきますよね?あれと同じものだと思ってもらって構いません。」
「なっ……あの小娘がか!?信じられねえ……」
「”闇夜の眷属”は見かけに騙されていては痛い目を見ると言うのは本当のようじゃな……」
魔神という種族を知ったアガットとルグランは驚愕した。
「付け加えて言うなら、私達の先祖の中で”魔神”の方がいらっしゃいましたのでリフィアお姉様や私にも弱冠ですが”魔神”の血が混じっています。ですから自慢をするみたいに聞こえて嫌なのですが、私も眷属の中ではある程度の力は持っています。」
「フン………どうやら先祖が強ければ自分も強いと勘違いしているようだな?貴族として不自由もなくぬくぬくと育ってきたテメエの言葉がどれだけ間違っているか教えてやる。……行くぞ。」
「クス、わかりました。では私達も行ってきますね。」
「う、うむ。気を付けてな。」
アガットの挑発とも取れる言葉をプリネは上品に笑って受け流し、ルグランに見送られアガット共にギルドを出た………
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