第18話
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であろう何かの”気配”に気付き息を飲んだ。また、横で話を聞いていたグラッツやアネラスもアガットの様子をおかしく思い、リフィアをよく見て息を飲んだ。
(な……!この俺が気圧されるだと……!?何者だ、このガキ……!!)
アガットは自分が気圧されたことに驚き、驚愕の表情でリフィアを見た。
(わぁ〜……ほかの2人もわずかだけど、”強者”の気配がもれているね。やっぱり可愛いのは正義だね!うん!うん!)
アネラスはプリネやエヴリーヌが無意識に出している何かの”気配”にも気付き、リフィア達の容姿を見て見当違いな答えで納得した。
(なるほどな……噂は本当だったようだな……俺はぜひ、あの嬢ちゃんの実力を見たいもんだね……!)
グラッツはリフィアがただ者ではないと気付き、不敵に笑いリフィアの実力を自らの目で見たくなった。
「どうやら余の偉大さがわかったようじゃな?これにこりたら余を二度と子供扱いするでない!よいな?」
驚愕しているアガットの様子に満足したリフィアは杖をアガット達には見えない速度でアガットの顔の寸前で突きつけ警告した。
「グッ……ああ、わかったよ………(クッ……動作が速すぎて反応ができねえ……!)」
リフィアの牽制攻撃に反応できなかったアガットは悔しそうな表情で頷いた。リフィアはその様子を見て突きつけるのをやめた。
「アガット、これにこりたらもう少し丁寧な対応で嬢ちゃん達と話すんじゃぞ?………さて2人は誰の戦闘技能を見たいか希望はあるか?」
ルグランは一連の流れを冷や汗をかいて見ていたがリフィアの機嫌が直ったことに安心してアガットを注意し、アネラスやグラッツに誰を選ぶか聞いた。
「じゃあ、俺はリフィアだな。さっきのアガットへの牽制攻撃……見事なもんだったぜ。実戦はどうやって戦うのかも見て見たいしな。」
「ほう、グラッツとやら、中々見所があるようだな!よかろう!余はグラッツに余の強さを見せてやろうぞ!」
グラッツの言葉に機嫌が良くなったリフィアはグラッツに見てもらうことを宣言した。
「じゃあ、私はエヴリーヌちゃんかな?なんてったってこの中で一番気になるし!」
「なんで、エヴリーヌ……?」
アネラスの言葉にエヴリーヌは首を傾げた。
「それはもちろん美人と可愛さを両立させているからに決まっているよ!普通、可愛さと美人は両立させられないのにエヴリーヌちゃんはそれを両立させているんだもん!」
「なんか良くわかんないけど、エヴリーヌを誉めているんならまあ、いいよ〜。アネラスだっけ?エヴリーヌの強さを見せてもっと驚かせてあげる♪」
アネラスの理論を理解できなかったエヴリーヌだったが、自分が誉められていること
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