第18話
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の遊撃士達が帰って来た。
「たっだいま〜!ルグラン爺さん!」
「こっちも終わったぜ。」
「………こっちもだ。」
ギルドに依頼完了の報告をしに来たのは明るい性格に見える女性遊撃士――アネラスとエステルやリフィア達がボースへ行く途中で出会った遊撃士――グラッツとリベールの遊撃士の中でも数少ないC級である正遊撃士、アガットであった。
「おお、アネラスにグラッツか。それにアガットも。ちょうどいいところに戻ってきたようじゃな。戻って早々で悪いが少し頼みごとをしていいじゃろうか?」
「別にいいが……もしかして、そこにいる3人をどこかへ護衛するのか?」
ルグランの頼みに頷いたグラッツはリフィア達に気付いて、聞いた。
「いや、この3人の戦闘技能を3人がそれぞれ確かめてほしいのじゃ。ちょうど3人いることじゃしな。」
「え?」
アネラスはルグランの言った言葉の意味がわからず、思わず呆け
「は?なんだそりゃ?爺さん、なんのために一般人の戦闘技能を調べる必要があるんだ?」
グラッツも意味がわからなかったため、ルグランに理由を聞いた。
「はあ?おい、爺。ついにボケたか。」
アガットも一瞬呆けた後、ルグランの言ったことが本当か確認した。
「まだ、そんな年じゃないわい……実はこの嬢ちゃん達はメンフィルのとある貴族のご令嬢でな。なんでも将来就く仕事のために民間人の生活を知る必要があっての。そのために民間人に接することが多い仕事――遊撃士のサポートをして学びたいそうなのじゃ。」
ルグランはリフィア達の正体を隠して話をした。
「へ〜………じゃあ、あなた達って異世界の人なんだ!私はアネラス!こう見えても正遊撃士だよ。え〜と………貴族のあなた達はなんて呼べばいいのかな?」
アネラスはリフィア達が異世界人――メンフィル人であることを知ると興味深そうに一人づつ順番にリフィア達を見た。
「はい。プリネ・ルーハンスと申します。気軽にプリネと呼んでもらって構いません。どうぞよろしくお願いします。」
「私……エヴリーヌ……」
「余はリフィア・ルーハンスじゃ!余やエヴリーヌもプリネのように気軽に接してもらって構わん。今は貴族の娘ではなく、遊撃士のサポーターの一人だからな。まあ、余達は無礼云々で目くじらを立てるような心が狭い貴族共とは違うから、安心してよいぞ。」
「そっか〜。じゃあ、私も普段通りの態度でいかせてもらうね!それにしても、みんな可愛いね!抱きしめていいかな!?」
3人の気さくな態度にアネラスは笑顔で打解けた。
「はぁ〜………そこの嬢ちゃん達があの異世界の国の貴族なのか。てっきり、エレボニアのようにプ
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