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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(FC篇)
第17話
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リーヌ。我がルーハンス家の食客じゃ。」

「……よろしくね……」

「同じくルーハンス家の娘、プリネと申します。リフィアお姉様とは腹違いになりますが血の繋がった姉妹になります。」

「そうでしたか、これは失礼しました。……先ほどにもご紹介をしたと思いますがボース市長のメイベルと申します。(リフィアにプリネ……どこかで聞いたことのある名前ね……)……差し支えがなければルーハンス家とはどのような家系か教えていただいてもよろしいでしょうか?」

メイベルはリフィア達の名前が頭の片隅に引っ掛かり、それを解くためにもリフィアに尋ねた。



「ルーハンス家とは代々皇家ーーマーシルン家に仕える古参の貴族じゃ。騎士、文官、メイド等さまざまな形で活躍しておる。余やプリネは政治を司る文官を目指して居ての。

窮屈な家では学べない民の生活や他国の商売等を学ぶために民と密接な仕事をする遊撃士ーーエステル達の仕事を手伝っておるのじゃ。余やプリネも護身はできるが念のためを持ってエヴリーヌを護衛としている。もちろんこのことは陛下にも許可を頂いておる。」

「あら、そうするとルーハンス家とは名門貴族ではないですか?よく、ご両親方が他国での行動を許可しましたね。」

メイベルはリフィアが説明した偽の情報とは知らず驚き尋ねた。



「ルーハンス家の名を知らない他国だからこそ行動するのが安全なのだ。こう見えてもルーハンスの名はメンフィルでは有名じゃからな。それにリベールはゼムリア大陸では最も平和な国であると聞く。……まあ、旅を始めた矢先このような事件が起こるとは余達も少々驚いたがな。」

リフィアはメイベルを納得させるために弱冠真実を混ぜた事も説明した。

「……メンフィルにそのように評価されながらこのような事件が起こり、未だ解決できないことにはお恥ずかしい限りです。……世間話はここまでにして率直に聞きます。メンフィル帝国は今回の事件に関してどうお考えでしょうか?もしかして、軍や”闇夜の眷属”での調査の話も出ているのでしょうか?それでしたら私達も多少は安心できるのですが。」

「……中々大胆なことを言う市長ね。自国の軍が他国の軍に劣っているようなことを言ってしまっていいのかしら?」

シェラザードはメイベルの言動に驚きを隠せず尋ねた。

「………確かに私の言動はある意味、自国の軍を信用していない言い方になるかもしれませんが、実際に人の命がかかっているのかもしれないのです。今は自国のプライド等の問題ではないと考えています。それにメンフィルはリベールの同盟国でしょう?同盟国がリベールの一大事となる事件に協力してもどこもおかしいところはないと私は思っています。………最もこのことを将軍が聞けば怒り心頭になるでしょうけ
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