第16話
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部〜
「おお、シェラザード。思ったより早く着いたな。ロレントからわざわざ歩いて御苦労じゃったのう。」
ギルドの受付、ルグラン老人はエステル達が予想以上に早くついたことに驚いた。
「お久しぶりね、ルグラン爺さん。もしかして、あたし達が来るっていう連絡があったの?」
「うむ、先ほどアイナからな。それでは、そこの嬢ちゃんと坊主がカシウスの子供達というわけか。」
シェラザードの言葉に答えたルグランはエステルとヨシュアを見た。
「えっと、初めまして。エステル・ブライトです。」
「ヨシュア・ブライトです。よろしくお願いします。」
「わしはボース支部を預かるルグランというジジイじゃ。お前さん達の親父さんとは色々懇意にさせてもらっておる。ルグラン爺さんと呼んでくれ。」
「うん、ルグラン爺さん。」
そしてエステル達はギルドの支部の移動手続きをした。
「これでお主たちはボース市で準遊撃士所属じゃ………さて、そこのお嬢ちゃん達が例のメンフィル大使のご令嬢達か?」
エステル達の手続きが済んだルグランはリフィア達を見てエステルに確認した。
「うん……3人共。」
エステルに促されて3人はルグランに自己紹介をした。
「はい……プリネ・ルーハンスです。色々到らない所があるでしょうが精一杯がんばらせていただきます。」
「私、エヴリーヌ……」
「余はリフィア・ルーハンス!!余にかかればどのような難しい依頼もこなしてみようぞ!」
「うむ、よろしく頼みます……しかし、”闇夜の眷属”の……しかも皇族の協力を得れる等ありがたいものじゃ。」
3人の自己紹介に頷いたルグランはリフィア達が遊撃士の仕事を手伝うことにありがたがった。
「どうして、リフィア達があたし達ブレイサーの仕事を手伝うことがありがたいの?」
エステルはルグランが喜んでいる様子がわからず、その理由を聞いた。
「ブレイサーは基本、人手不足じゃからな……それがサポーターとは言え3人も入ってくれたら本当に大助かりじゃ。しかも、”闇夜の眷属”は身体能力がわしたち、人間より優れておるし魔術も使えるから実質正遊撃士クラスの強さな上、メンフィルの皇族達は種族の中でも最強と言われておるしの。喜びたくもなるぞ。”闇夜の眷属”の遊撃士はいまだにおらんようじゃからな……これを期に誰かなってくれんもんかのう?」
「ふむ……それは各自の考えじゃから仕方ないと言えば仕方ないな。」
「ええ……さすがに私達がみなさんに遊撃士になるよう頼むわけにもいきませんものね……多分、お父様や私達が頼めばなってくれるかもしれませんが、それは私達
皇族が絶対にやってはいけないことで
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