第1章〜消えた飛行客船〜 第15話
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たいからいっしょにいるのよ。)
「そうなんだ……ボクも同じだよ!プリネといっしょにいたらボク達が目指していた理想郷を作るのに一番近いんだ!」
(そうね、メンフィル皇女といっしょにいるのなら確かに私達の理想郷を作る大きな一歩になるわね。でも今は私はエステルといっしょにいたいからすぐにあなたといっしょに行動はできないの。ごめんね……)
「ううん、いいよ!ボクも最近プリネとずっといたいって思っているから気にしていないよ!エステルって子は見た所人間だよね?だったら何十年だって待つよ!」
(ありがとう、ペルル。もし、エステルとの契約がなくなった時そちらのメンフィル皇女の方と契約していいか聞いてくれないかしら?)
「了解、えっとプリネ。ちょっといい?」
「……何でしょうか、ペルル。」
ペルルに呼ばれたプリネはもしかしたら約束通り契約を解除するかもしれないことに寂しさを感じながら答えた。
「えっと、あのね。パズモのことなんだけど、エステルとの契約がなくなった時プリネがパズモと契約してくれないかな?」
「別にいいですが……ペルル、私との契約のことはいいんですか?」
「うん!ボクなんかでよければメンフィルをより住みやすい国作りの手伝いのためにずっと使って!」
「ありがとう、ペルル。……エステルさん、もしあなたの寿命が来てパズモとの契約を解除した時、その子を引き取ってもよろしいでしょうか?」
ペルルがこれからもずっといてくれることに安心したプリネはエステルに聞いた。
「別にいいけど……凄く後になるわよ?あたしはまだ16歳だし、もしあたしの寿命が来てパズモとの契約を解除した時とかプリネもおばあちゃんとかになって寿命もあたしと変わらないんじゃないの?」
「あはは………エステルさん、私も”闇夜の眷属”ですよ?多分数十年たったぐらいでは私は若いままですから。」
エステルの言葉にプリネは苦笑いしながら答えた。
「そう言えばそうよね。ねえ、プリネ。ずっと疑問だったんだけど聖女様って何歳なの??たまに遠目で見た事あるけど、聖女様がロレントに来てから全然年をとっている風に見えないんだけど……?」
「エステル、女性の年齢を聞くなんて失礼だよ。」
エステルがプリネに聞いたことをヨシュアは咎めた。
「まあまあ、ヨシュア。別にいいじゃない。私も師匠の若作りにはずっと疑問を持ってたわよ?最近師匠を見て、私の方が師匠より年上に思えてちょっとへこむのよね……」
「シェラさんまで……えっと実は言うと僕も気になっていたんだ。いいかな、プリネ?」
「別にいいですけどお母様の年ですか………すみません、正直いって私は知りません。多分、お母様も自分が今何
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