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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜妖艶魔王の力〜
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ていたエリオットは口をパクパクさせ
「う、嘘!?ここ、2階よ!?なのに何ともない様子で走るなんて……」
「もしかしてあれが”闇夜の眷属”の身体能力なのか!?」
周りの部員達は混乱していた。
〜旧校舎・地下一階〜
「フフ、まずは小手調べよ。」
変貌したリィンとの戦闘を再開したベルフェゴールは再び魔術―――拡散弾を放った。球体が拡散し無数の魔力弾がリィンを襲ったが
「オォォッ!!」
「!!」
なんとリィンは一瞬でその場から消えてベルフェゴールの目の前に現れ、突如目の前に現れたリィンにベルフェゴールは驚いた!
「死ネッ!!」
そしてリィンは閃光の速さで太刀を振るう八葉の剣技―――閃光斬りをベルフェゴールに放ち
「っと!どうやらちょっと本気を出さないといけないみたいね。」
閃光の速さで振るわれた太刀を素早く後ろへと退避したベルフェゴールは真剣な表情になった。
「ソコダッ!!」
リィンは反撃の隙を与えないかのように後ろへと退避したベルフェゴールにクラフト―――紅葉切りで襲い掛かった。変貌した事によって驚異的な身体能力を手に入れたリィンの抜刀技は今度こそベルフェゴールの脇腹に肉薄しようとしたが
「させないわよ!」
ベルフェゴールはギリギリで結界を展開して攻撃を防ぎ
「シャアッ!!」
「ねこパンチ!!」
リィンが太刀を振り下ろすと同時に一瞬で力を溜めた拳を突き出して、互いの攻撃を相殺した!
「!(手加減しているとは言え、通常の睡魔が放つ”ねこパンチ”とは比較できない威力の私の”ねこパンチ”を相殺するなんて……)―――だったら、これはどうかしら!?ねこアッパー!!」
自分の攻撃を相殺したリィンに心の中で驚いたベルフェゴールはその様子を顔に出さず右腕でアッパーカットを放ったが
「オオッ!!」
リィンは常人とは思えない動きでその場から消え、ベルフェゴールから距離を取った場所に現れた!
「暗黒の霧に包み込まれなさい!崩壊のディザイア!!」
リィンが距離を取るとベルフェゴールはリィンの周囲に暗黒の霧を発生させたが
「イクゾッ!!」
なんとリィンは霧が発生したその瞬間に再びその場から消えて自分に襲い掛かって来た漆黒の霧を回避すると同時にベルフェゴールの目の前に現れ
「シャアッ!!」
電光石火の速さで攻撃する”八葉一刀流”二の型―――疾風で襲い掛かった!
「痛っ!?なっ……この私に傷を作ったですって……!?」
目の前からの電光石火の速さに対処が遅れた事で脇腹の僅かな部分が斬られた痛みに表情を顰めたベルフェゴールは信じら
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